2013年度工学院大学 第1部機械システム工学科

テクニカルコミュニケーション(TC : Technical Communication)[4D18]

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2単位
佐藤 雅明 非常勤講師

最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
人は一度に多くの情報を処理することが得意ではありません。そのため重要な情報に優先順位をつけ、明確で簡潔な文章により発信することが求められます。他者とのコミュニケーションで重要なのは、伝えたい情報や意見・主張を体系的に構成し論理的に展開することです。
本科目では、一般的なインフォメーションやコミュニケーションで使われる表現方法ならびに研究レポートや論文の作成に必要とされる基本的な文章表現技術の習得を目標として授業を進めていきます。

(JABEE学習・教育目標)
「機械工学エネルギー・デザインプログラム」:(C)コミュニケーション能力の習得◎

<授業計画及び準備学習>
1.ガイダンス、論理的な思考について学ぶ。
2.必要原因、十分原因について学ぶ。
3.一致法と差異法について学ぶ。
4.演繹、帰納について学ぶ。
5.論理的な思考の学習成果の確認(中間試験)
6.人が理解するメカニズムについて学ぶ。
7.演繹的展開と帰納的展開について学ぶ。
8.5W2Hと三現主義について学ぶ。
9.文章の構成(1)について学ぶ。
10.文章の構成(2)について学ぶ。
11.研究レポート、論文の基本について学ぶ。
12.文章を書くときの基本について学ぶ。
13.UXと適切な取扱説明書について学ぶ。
14.学習成果の確認(期末試験)

<成績評価方法及び水準>
授業中の課題演習(20%)、中間試験(35%)・期末試験(35%)、授業貢献(10%)で評価し、合計で60点以上を合格とします。

<教科書>
「伝わるコミュニケーションの基礎」佐藤雅明、三恵社

<参考書>
授業中に紹介します。

<オフィスアワー>
木曜日。授業終了後教室。

<学生へのメッセージ>
文章がうまくなるのは容易ではありません。しかし、研究レポート・論文などの科学技術文章には固有な形式があります。正に文章作成の作法です。この作法を習得して正しい手順で取り組めば、失敗することはありません。論理的な表現技術を学ぶことで、自分の考えや意見を整理し、まとめることができるようになります。

 

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