2013年度工学院大学 第1部機械システム工学科
△材料の基礎(Foundations of Materials Science and Engineering)[2555]
2単位 菱田 博俊 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 鉄鋼等の金属から人体材料まで、幅広く、こんな材料があるのかと知って貰い、何かに興味を持ってくれればそれで充分です。
勿論、成績をつけなければならないので、試験はする。ポイント中のポイントを講義で教えるので、それが試験に出る訳だから、基本的には簡単!(な筈)
JABEE学習・教育目標「機械工学エネルギー・デザインプログラム」:(A)○、(B)○、(C)○、(G)○。
鉄と鋼のい違い、Fe−C平衡状態図の読み方、元素と元素の違い、代表的な元素の性質、有機材料に何があるか、非金属無機材料に何があるか、等が解る事を第一目標にすると良い。 また、人体の材料、色と音についてもざっと教えるので、自分自身を振り返るきっかけにして欲しい。
- <授業計画及び準備学習>
- 初回に単位取得に関係する講義運営システムの説明と一般的な諸注意をするので、必ず出席して下さい。万一欠席した場合には、必ず友人等に内容を確認しておく事。
全15回。内、1回は試験、1回は試験解説に当てる。この両日は出席必須(出席しなければ0点)。毎回開始時5分程度、終了前7分程度で視聴覚材料の体験を行うので、参加して下さい。
1:元素に関する基礎 2:結晶と平衡状態図(読図)に関する基礎 3:材料強度に関する基礎 4:鉄鋼の基礎 5:ステンレス、アルミ、銅の基礎 6:その他の金属の基礎 7:有機材料の基礎 8:セラミックスの基礎 9:人間にかかわりのある材料の基礎(音と電磁波)
教科書に沿って講義していく。
- <成績評価方法及び水準>
- 原則的に試験で評価するが、視聴覚材料の体験も含めた総合評価とする事もある。詳細な評価方法については、初日に説明する。
試験は60分100点。教科書、ノート等の持込禁止。
- <教科書>
- 菱田博俊:わかりやすい材料学の基礎、成山堂書店。
- <参考書>
- 門田和雄:絵ときでわかる機械材料、オーム社。
佐々木雅人:機械材料入門、理工学社。 渡辺義見他3名:図でよくわかる機械材料学、コロナ社。 片山恵一他3名:工学のための無機材料科学、サイエンス社。 鈴木孝弘:新しい物質の科学−身のまわりを化学する−、昭晃堂。
- <オフィスアワー>
- 火曜日の13:00〜16:30@講師室。メールには随時対応する。
- <学生へのメッセージ>
- 自分自身を含めて、身の回りの物すべてが、材料でできています。幅広くいろいろな話をしますので、今後材料系の知識をより深めるための下地作りに来て下さい。
物を大切に! そして、全ての物に興味を持って下さい。
【重要!】 この講義は重要であるにも関わらず、不運にも他の講義のスケジュールの合間を縫って5時限目と言う「疲れてしまっている」時間帯にある。従って、講義中に、水分補給、内職、睡眠を認める。しかし、疲れてもお頑張っている者がいるので、その邪魔をする例えば騒ぐ行為をした者には最初警告を与え、再び繰り返した場合にはその場で0点を与えて入室を禁止する。本措置は、年々悪化する受講態度に対する、真面目な生徒への配慮である。選択科目なのでこの点については厳しく対処するので悪しからず。
- <参考ホームページアドレス>
- http://www.geocities.co.jp/NatureLand-Sky/8274/akio9.htm
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2013 Kogakuin University. All Rights Reserved. |
|