2013年度工学院大学 第1部機械システム工学科

情報処理概論及演習(Fundamental Information Processing and Exercise)[2410]

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3単位
鈴木 健司 教授  
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最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 情報処理に関する基礎的な事項を講義と演習で学ぶ.前期はコンピュータの歴史やハードウェアとソフトウェアの概論,アプリケーションソフトウェアによる日本語とデータの扱い方およびコンピュータ通信等を学ぶ。後期はVisual Basic言語(VB)によるプログラミングを学ぶ。併せて,情報の正しい取扱い及び情報倫理について学ぶ。
 具体的な達成目標は,計算機利用の基礎および情報倫理の習得である。併せて,プログラミングの基礎の習得を目指す。

(JABEE学習・教育目標)
 「機械システム基礎工学プログラム」:(C) ◎

(JABEEキーワード)
 「機械システム基礎工学プログラム」:
計算機利用の基礎プログラム言語数値計算ネットワークシミュレーション,、CAD,CAM,CAE

(前提となる基礎知識と習得後の展開)
 本科目は、計算機利用の基礎を学ぶ科目であり、大学レベルの特に前提となる基礎知識は必要としない。本科目の修得後は,「プログラミング演習」、「応用プログラミング演習」などの、より専門的な科目を履修することができる.

<授業計画及び準備学習>
前期

1. 本科目のガイダンス,コンピュータのハードウェア及びソフトウェアの基本構成の説明,Windowsシステムにおけるファイル操作法。
(コンピュータと周辺機器などのハードウェア,ソフトウェアの役割がわかること,キー入力,マウス操作ができること。ファイルの操作ができること)
2. パソコンによる電子メールの演習。
(電子メールを送受信し,内容を確認できること。電子メールのマナー,ネットワーク社会における情報の重要性を理解すること。)
3. 日本語ワードプロセッサーとしてMicrosoft Wordを使用した文書の作成と編集の演習。
(文章の体裁を整え,印刷ができること。)
4. 前回の続き。
5. 表計算ソフトウェアとしてMicrosoft Excelを使用した数値データ処理法の演習。
(データの編集ができ,そのグラフを作成できること。)
6. 前回の続き。
7. プレゼンテーション用ソフトウェアとしてMicrosoft Power Pointを使用した発表資料の作成。
(グラフや文章を貼り付けて,プレゼンテーション用の資料が作成できること。)
8. 前回の続き
9. HTML記述によるホームページの作成。
(ホームページを作成する手順を理解すること)
10. 前回の続き。
11.TeXに関する基礎演習
(TeXを用いて文書の作成ができること)
12.前回の続き
13. 情報倫理を学ぶ
(情報倫理について理解すること)
14. 前回の続き
15. 学習成果の確認(試験)

後期
16. プログラミングの基礎とVBの基本操作。
(プログラムの役割を理解し,VBを体験すること。)
17. 変数の使い方と四則演算。
(変数の宣言,文字や数値の入出力,四則演算について理解すること。)
18. 条件判断
(IF文,Select文による条件判断を使用できること。)
19. 繰り返し制御1
(For Next による繰り返し制御,多重ループについて理解すること。)
20. 繰り返し制御2
(Do〜Loop, While〜Wend による繰り返し制御を理解すること)
21. プロシージャ
(Subプロシージャ,Functionプロシージャの意味やその計算手順を理解すること。)
22. 再帰的呼び出し
(再帰的呼び出しの意味を理解すること。)
23. 配列型データ
(配列の意味を理解すること。)
24. エクセルのワークシートの活用
(エクセルのワークシートとのデータ交換ができること。数値演算関数を使用できること。)
25. 文字列型データ
(コンピュータシステム上での文字の取り扱いについて理解すること。)
26. VBによるブログラミングの総合演習
(これまでに学習した構文を用いて,適切にプログラミングが行えること)
27. 前回の続き
28. AutoCADを使用した製図の演習。
(操作法に関する基礎の学習。CADの初歩を体験すること。)
29. 前回の続き
30. 学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
前期および後期の授業中に課される毎時間の課題の点数に,機械系学科共通で2回の定期試験(前期:情報処理全般の基礎及び情報倫理より出題、後期:プログラミングに関する出題)の点数を総合して成績評価を行う。総合評価点60点以上を合格とする。おおむね、試験を6、授業中に行う課題を4の割合で評価する。

<教科書>
次の書籍を使用する。生協書籍部で3冊セットで購入してください。

1.「理工系学生のためのコンピュータリテラシー」工学院大学情報基礎教育運営委員会編(共立出版)
2.「Excel環境におけるVisual Basicプログラミング 第2版」加藤潔 著(共立出版)
3.「CADの基礎と演習」立野昌義著、工学院大学基礎教育運営員会編(共立出版)

<参考書>
特に定めない。

<オフィスアワー>
八王子 前期:金曜日11:00〜12:00, 後期:火曜日11:00〜12:00
その他の時間帯、および新宿での面談は事前にメールで日程調整をしてください(ksuzuki@cc.kogakuin.ac.jp).

<学生へのメッセージ>
機械システム工学・技術にもITが積極的に導入されております。情報化社会に対する基礎知識とマナーを身に付けて下さい。

 

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