2013年度工学院大学 第1部機械工学科 メカノデザインコース

機械機能設計学(Applied Mechanical Design)[4A01]

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2単位
山本 崇史 准教授  
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最終更新日 : 2013/12/02

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
近年環境保護の観点から,機械構造物やシステムの設計において,高性能化と軽量化あるいは低コスト化を両立させることが要求されており,最適設計法の必要性は今後ますます大きくなっていくと考えられます.

本講義では機械構造物の性能の一つである振動を取り上げ,
(1) 1自由度系の固有振動数と周波数応答を理解し,
(2) 最適設計の考え方とその手法を習得した後,
(3) バネ定数の設計に適用し,実際の問題に応用できる能力を身につけることを目標としています.

<授業計画及び準備学習>
1. ガイダンス,概念設計,詳細設計
2. 機械構造物の振動
3. 1自由度系の自由振動
4. 1自由度無減衰系の強制振動
5. 1自由度減衰系の強制振動
6. 最適化概論と線形計画法
7. シンプレックス法の概念
8. シンプレックス法による最適化
9. 振動系の固有値の最適化
10. 非線形最適化の基本
11. 直接探索法とニュートン・ラフソン法
12. 逐次線形最適化
13. 振動系の応答レベルの最適化1
14. 振動系の応答レベルの最適化2
15. 学習内容の確認(期末試験)

<成績評価方法及び水準>
成績評価は定期試験60%およびレポート・小テスト40%の比重で配点を行い,
総合評点が60点以上を合格とします.

<教科書>
特に設けない.

<参考書>
機械設計工学〈2〉「システムと設計」,尾田 十八,米澤 政昭 編集 (培風館)
「最適化理論の基礎と応用」,川面 恵司,横山 正明,長谷川 浩志(コロナ社)

<オフィスアワー>
講義後の30分.上記以外の時間はメールで事前に連絡をもらえれば対応可能です. メールアドレスは at13358@ns.kogakuin.ac.jp です.

<学生へのメッセージ>
レポートや演習を通じて種々の最適設計法を習得して下さい.

 

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