2013年度工学院大学 第1部機械工学科
△対人関係の心理学(Psychology of Interpersonal Relations)[1303]
2単位 山田 豊明 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- われわれは一人で生きていくことは非常に困難であり,対人関係を指向しているが,これにはお互いのコミュニケーションが不可欠である.授業ではこうしたコミュニケーションの様子を探り,それを支える「こころ」の働きと共に紹介する.
またお互いの好き嫌いはどのような要因に影響を受けるのか,対人関係が個々の人間の「こころ」にどのような影響を与えるのか,等を紹介していく. 対人関係に関して,新たに心理学的な捉え方ができるようになることを,一つの目標とする.
- <授業計画及び準備学習>
- 1. オリエンテーション
2. 性格− 「人それぞれ」をどう表現するか?− 3. 性格− 性格の決定因 4. 性格− 「人それぞれ」をどうはかるか? − 自分の性格を分析してみる.また,親しい友人の性格と比較してみておくこと. 5. 発達− 人は生まれながらにして他者を指向している− 6. 発達− 基本的な発達段階− 7. 発達− 代表的な発達観− 小学生の時と今の自分の違いを考えておくこと 8. ノンバーバル・コミュニケーション− 言葉によらない人と人とのやりとり 1 対人距離− 9. ノンバーバル・コミュニケーション− 言葉によらない人と人とのやりとり 2 視線行動や動作・姿勢− 10. ノンバーバル・コミュニケーション− 言葉によらない人と人とのやりとり 3 表情− 日常生活での言葉によらない他者とのやりとりを,リストアップしておくこと. 11. 対人好悪− 人を好きになりやすい条件 1 好きになるきっかけ− 12. 対人好悪− 人を好きになりやすい条件 2 より好きになる要因− どんなきっかけで友人となったのか,考えてみておくこと 13. 社会的行動− 集団の中に置かれた時の行動 − 自分が他者に影響されて行動が変わった経験をリストアップしておくこと 14. まとめ これまでの授業内容に関する疑問点をリストアップしておくこと 15. 学習成果の確認(試験)
- <成績評価方法及び水準>
- 授業にきちんと出席したうえで,学期末の筆記試験を行い,60 点以上の者に単位を認める.
成績評価方法及び水準の詳細については第 1 回目の授業時に説明するので,必ず出席すること. 授業にきちんと出席して授業を理解しないと,単位の認定は非常に難しい.
- <オフィスアワー>
- 授業開始前・終了後,八王子校舎 1F 講師室で
- <学生へのメッセージ>
- われわれは,大勢の人たちと対人関係を持ちながら生活している.対人関係における「こころ」のくせを知ることによって,これからの対人関係をより豊かなものにしてほしい.
また,対象学科・学年であっても履修希望者が教室の収容人数あるいは 150 名を超えた場合は,最大 150 名に履修制限を行う.
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