2012年度工学院大学 第2部建築学科

研究セミナー(Special Seminar of Architecture)[S102]

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5単位
久田 嘉章 教授  
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最終更新日 : 2012/12/14

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
4年間の講義の集大成をして卒業論文のとりまとめを行う。テーマは相談のうえ決定する。

<授業計画及び準備学習>
以下のように地震防災・地震工学を中心とした内容を予定している。
1.建築と地震防災
2.地震動特性と地震防災:震源・伝播・サイト特性、建築の対策
3.地震被害と耐震設計1:関東大震災と耐震設計法
4.地震被害と耐震設計2:福井地震から宮城県沖地震と新耐震設計法
5.地震被害と耐震設計3:阪神淡路大震災、耐震診断・補強、耐震・免震・制震構造など
6.地震被害と地震防災:スマトラ沖地震津波、最近の地震被害、緊急地震速報、など
7.超高層建築:耐震設計法、防災対策など
8.振動論と耐震設計1:1層建物の振動と地震応答解析
9.振動論と耐震設計2:地震応答スペクトルと耐震設計
10.振動論と耐震設計3:多層建物の振動
11.振動論と耐震設計4:耐震設計法
12.最新の話題:リアルタイム地震防災、地震動予測地図、地域防災など
13.国における地震被害想定
14.地方自治体における地震被害想定
15.卒業論文の作成

<成績評価方法及び水準>
出席の状況ならびに毎回提出する簡単なレポートの内容を加味し、最終論文で学修内容が身についているかどうかを判断して成績評価を行う。

<教科書>
建築の振動 初歩から学ぶ建物の揺れ、西川孝夫ほか、朝倉書店
加えて、プリントを適宜配布する。

<参考書>
最新耐震構造解析、柴田明徳著、森北出版、1981年

<オフィスアワー>
月〜金の21時以降はほぼ毎日研究室にいます。

<学生へのメッセージ>
2011年東北・関東大震災では多くの方が犠牲となり、多大な教訓を残しました。地震工学の基礎となる振動論は建築の安全性や快適性を計測する上で最も重要な分野ですので、興味ある学生は選択してください。但し、必ずやり遂げてください。

<参考ホームページアドレス>
http://kouzou.cc.kogakuin.ac.jp/

 

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