2012年度工学院大学 第2部建築学科

建築計画III(Architectural Theory III)[4F03]

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2単位
長澤  泰 教授  
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最終更新日 : 2012/12/14

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
毎日我々が生活する地域の中には住居群のほかに,教育「施設」,医療「施設」,娯楽「施設」といった「施設」が存在する。これらの施設は,昔は「住居」の中で行われてきた様々な日常の事柄を,社会が複雑になるにつれて,住居から離れて社会の中に独立の建物としてより効率的に,快適に機能するものとして建てられてきたものである。この授業では,これらの「施設」が地域の中でどのように計画・設計されていくのかを理解することを達成目標とする。

<授業計画及び準備学習>
1  建築・建築学・建築計画(準備学習:教科書1章1-1,1-2,1-3を読んでおくこと)
2  建築計画と建築設計(準備学習:教科書1章1-4を読んでおくこと)
3  住宅と施設(準備学習:教科書1章1-5を読んでおくこと)
4  住まいの計画(準備学習:教科書2章2-1,2-2,2-3を読んでおくこと)
5  日本の住居と住まいの計画(準備学習:教科書2章2-4,2-5,2-6を読んでおくこと)
6  少子高齢社会の住まい(準備学習:教科書2章2-7,2-8,2-9,2-10を読んでおくこと)
7  病院の計画-診療(準備学習:教科書3章3-1を読んでおくこと)
8  病院の計画-治癒(準備学習:教科書3章3-2を読んでおくこと)
9  病院の計画-治癒(準備学習:教科書3章3-3を読んでおくこと)
10 学校の計画-教育(準備学習:教科書3章3-4を読んでおくこと)
11 学校の計画-学習(準備学習:教科書3章3-5を読んでおくこと)
12 図書館の計画(準備学習:教科書3章3-6を読んでおくこと)
13 博物館の計画(準備学習:教科書3章3-7を読んでおくこと)
14 劇場の計画(準備学習:教科書3章3-8を読んでおくこと)
15 期末試験(授業内容の理解度の確認のための筆記試験。教科書:長澤泰編著,存塚礼子・西出和彦   著,「建築計画」,市ヶ谷出版社のみ持ち込みを許可する。教科書への書き込みをしてもよい。)

<成績評価方法及び水準>
毎回の講義終了時に,B6版の簡単な講義メモを提出してもらい、講義内容の理解や関心の状況を把握する。最後の期末試験を受験してもらい、その結果により評価する。期末試験には下記「教科書」(長澤泰編著・在塚礼子・西出和彦彦著、「建築計画」、市ヶ谷出版社)のみ持ち込みを認める。教科書に書き込みをしてもよい。

<教科書>
長澤泰編著,存塚礼子・西出和彦著,「建築計画」,市ヶ谷出版社

<参考書>
長澤泰編著・伊藤俊介・岡本和彦著、「建築地理学」、東大出版会
日本建築学会編「建築設計資料集成」丸善
吉武泰水「地域計画概論(上)」コロナ社
五十嵐太郎,大川信行「ビルディングタイプの解剖学」王国社

<オフィスアワー>
各授業時間の前後に質問してください。

<学生へのメッセージ>
本講義は、建築士試験に役立つことはもとより、実際の設計の実務に入ってから役立つ基礎的な事柄だけでなく、建築というものの本質的理解のための講義ですので、心は緊張しながらも身体はリラックスして聞いてください。なお今期の時間のみで教科書の内容をすべて講義はできませんので、各授業時間の前後には教科書全般ををしっかり読んでおいてください。質問もどんどん歓迎します。

 

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