建築計画ＩＩ（Architectural Theory II）[1653]

＜授業のねらい及び具体的な達成目標＞

本講義では、主に業務・商業系施設と称される事務所ビル・宿泊施設・複合施設を取り上げ、建築計画的視点から講義を行う。一般に、業務・商業系施設は、様々な用途の建築物の中でも、住宅や工場などに次いでその需要が高い。また、近年、業務・商業系施設は、その社会的役割が見直されると共に、より多様なニーズに対応しうるよう複合化されてきている。これらのことから、本講義では、基本となる事務所ビルの建築計画を十分に学習した上で、より専門化する宿泊施設と複合施設の特性を把握することによって、業務・商業系施設の建築計画を体系的に理解することを目的とする。

＜授業計画及び準備学習＞

第1週　 ガイダンス・事務所ビルの歴史的変遷
第2週　 事務所ビルの種類
第3週　 事務所ビルの構成と性能
第4週　 事務所ビルの建築計画1（配置計画）
第5週　 事務所ビルの建築計画2（平面計画）
第6週　 事務所ビルの建築計画3（断面計画）
第7週　 事務所ビルの建築計画4（外装・外構計画）
第8週　 事務所ビルの空間デザイン分析（事例検討）
第9週　 宿泊施設の種類と構成、性能
第10週　宿泊施設の建築計画1（客室部門の計画）
第11週　宿泊施設の建築計画2（パブリック部門の計画）
第12週　宿泊施設の空間デザイン分析 （事例検討）
第13週　複合施設の種類と複合の手法
第14週　複合施設の空間デザイン分析（事例検討）
第15週　学習成果の確認（試験）

準備学習：授業毎に次週の授業内容の概要説明を行うので、その範囲を十分に予習しておくこと。

＜成績評価方法及び水準＞

定期試験で最終成績の評価を行い、60点以上の者に単位を認める。

＜教科書＞

「建築計画・設計シリーズ37　新・事務所ビル」　藤江澄夫ほか（市ヶ谷出版）

＜参考書＞

「コンパクト建築設計資料集成」　日本建築学会編（丸善）

＜オフィスアワー＞

月曜日　19：30〜20：00（新宿校舎26階赤木研究室）

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