2012年度工学院大学 第2部情報通信メディア工学科
情報社会論(Discussion on Social Information Technology)[2F03]
2単位 斎藤 秀俊 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 現代社会では、情報技術の急速な発達が社会の在り方に大きな影響を与え続けています。これまでの情報技術が社会や日常生活へ与えてきたインパクトと影響を把握すると共に、その課題についても認識することが今後の情報化社会を生きる我々には必要な素養になります。本講義では、情報技術がもたらす大きな利便性と快適性と共に、社会に歪を与える負の側面についても学びことで、今後の高度情報社会を支える情報技術者としての基礎的な素養を身に着けることを目標とします。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.情報通信ネットワークの発展に伴う情報社会の進展
2.情報技術の変遷と情報社会の変化 3.情報格差とアクセシビリティ 4.プライバシーと個人情報保護 5.企業秘密/トレードシークレット(知的財産) 6.「情報」にかかわるトラブルとその要因 7.情報セキュリティ(1)(情報セキュリティとその概要) 8.情報セキュリティ(2)(情報セキュリティ技術とその周辺) 9.情報セキュリティ(3)(マネジメントとガバナンス) 10.システム監査とセキュリティ監査 11.クラウドコンピューティング環境とその課題(1) 12.クラウドコンピューティング環境とその課題(2) 13.情報倫理とその在り方 14.情報リテラシーとメディアリテラシー 15.まとめ(成績評価のための課題提示と総括) ただし、開講年次により講義で扱うテーマを変更もしくは修正する場合がありますが、その場合には第1回目の講義等で通知します。また、講義実施において必要事項があれば、その都度お伝えします。
- <成績評価方法及び水準>
- レポート提出もしくは定期試験で評価し、60点以上の者に単位を認めています。他の履修条件などは、基本的に学生便覧の各種規定に従います。
- <教科書>
- プリント教材等を主に配布する予定です。 適当なものがあれば、別途通知します。昨年度の教科書は、大木栄二郎著「経営戦略としての情報セキュリティ」(工業調査会)でした。
- <参考書>
- 各自で、自分に合った適当なものを選んでください。こちらから別途指示する場合は、講義等を通じてお知らせします。
- <オフィスアワー>
- 講義実施の前後の時間帯に講師室等で実施しますが、メール連絡でも結構です。
- <学生へのメッセージ>
- 特定分野の専門知識や思考力を求めている講義ではありません。どちらかと言えば、日常社会における情報技術に関わる問題や話題に関心を持つことが重要です。
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