2012年度工学院大学 第2部情報通信メディア工学科
離散数学(Discrete Mathematics)[1F01]
2単位 斎藤 明 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 離散数学は情報工学の基礎をなす数学である。本講義では、離散数学の中でも重要な学問であるグラフ理論について、数多くの例題を交えながら平易に解説を行う。理論に偏ることなく、アルゴリズムや応用についても十分な解説を行う予定である。
- <授業計画及び準備学習>
- 以下の内容について解説する。いずれの内容についても、現実の問題への応用例を挙げて、常に応用を意識するようにする。
1. グラフとは 2. グラフ理論における基本的な用語 3. 次数と近傍 4. 次数列 5. グラフの道と閉路 6. グラフの連結性 7. 連結度と辺連結度 8. 最短経路問題 9. 木 10. グラフの全域木 11. ネットワークフロー (1) 12. ネットワークフロー (2) 13. グラフの平面性 14. マッチング 15. 学習成果の確認(試験)
- <成績評価方法及び水準>
- 毎回宿題を課す。宿題の提出状況を最大20点、提出された宿題の質を最大10点、期末試験の成績を最大70点として計算する。この合計値が60点以上であった者を合格とする。
- <教科書>
- 「情報科学のためのグラフ理論」 加納幹雄著(朝倉書店)
- <参考書>
- 「離散構造」 根上生也著(共立出版)
- <オフィスアワー>
- 質問は講義時間中に受け付ける。またメールによる質問も随時受け付ける。メールアドレスは授業初回に公開する。
- <学生へのメッセージ>
- 宿題は60分以内で解ける程度の分量と難易度を目安とする。また期末試験では宿題の発展問題を出題する。すなわち毎回の宿題を解いていけば、それが自然に試験勉強につながるように配慮する。宿題をおろそかにせず、頑張って解いて欲しい。また毎回の授業の前に教科書の対応するところを読んでおくこと。
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2012 Kogakuin University. All Rights Reserved. |
|