2012年度工学院大学 第2部情報通信メディア工学科
電子回路理論(Electronic Circuit Theory)[6751]
2単位 林 正雄 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- アナログ電子回路は抵抗、コイル、コンデンサの受動素子とトランジスタ、FET、OPアンプなどの能動素子を組み合わせた回路であり、基本機能として増幅、発信および変調がある。本講義では回路計算の基礎、トランジスタの基本特性、バイアス回路および等価回路による動作量計算法を学ぶ。さらに、負帰還回路、電力増幅回路およびOPアンプの基本回路について理解を深める。なお、本講義は下記教科書と別途配布する冊子を用いて行う。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.電気の単位と直流回路の基本
2.直流回路の演習 3.交流回路の基本 4.交流回路の演習 5.ダイオードを含む回路の計算 6.トランジスタの基本動作と特性 7.トランジスタのスイッチ動作と増幅動作 8.トランジスタのバイアス回路と回路計算 9.トランジスタの等価回路とA級増幅回路 10.デシベルと負帰還回路 11.差動増幅回路と電力増幅回路 12.OPアンプと増幅度の計算 13.OPアンプ増幅回路の演習
- <成績評価方法及び水準>
- 学期末試験(90%)と出欠(10%)によって評価する。
- <教科書>
- 大類 重範著「アナログ電子回路」日本理工出版会
- <オフィスアワー>
- できるだけ授業中に質問し、それ以外は電話またはe-mailで予約を取ってほしい。
- <学生へのメッセージ>
- いろいろな種類の集積回路を使いこなすためには、電子回路の基礎知識を確実に身につけることが
必須である。
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