2012年度工学院大学 第2部情報通信メディア工学科

電子回路理論(Electronic Circuit Theory)[6751]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
林 正雄 非常勤講師

最終更新日 : 2012/12/14

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 アナログ電子回路は抵抗、コイル、コンデンサの受動素子とトランジスタ、FET、OPアンプなどの能動素子を組み合わせた回路であり、基本機能として増幅、発信および変調がある。本講義では回路計算の基礎、トランジスタの基本特性、バイアス回路および等価回路による動作量計算法を学ぶ。さらに、負帰還回路、電力増幅回路およびOPアンプの基本回路について理解を深める。なお、本講義は下記教科書と別途配布する冊子を用いて行う。

<授業計画及び準備学習>
1.電気の単位と直流回路の基本
2.直流回路の演習
3.交流回路の基本
4.交流回路の演習
5.ダイオードを含む回路の計算
6.トランジスタの基本動作と特性
7.トランジスタのスイッチ動作と増幅動作
8.トランジスタのバイアス回路と回路計算
9.トランジスタの等価回路とA級増幅回路
10.デシベルと負帰還回路
11.差動増幅回路と電力増幅回路
12.OPアンプと増幅度の計算
13.OPアンプ増幅回路の演習

<成績評価方法及び水準>
 学期末試験(90%)と出欠(10%)によって評価する。

<教科書>
 大類 重範著「アナログ電子回路」日本理工出版会

<オフィスアワー>
 できるだけ授業中に質問し、それ以外は電話またはe-mailで予約を取ってほしい。

<学生へのメッセージ>
 いろいろな種類の集積回路を使いこなすためには、電子回路の基礎知識を確実に身につけることが
必須である。 

 

このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2012 Kogakuin University. All Rights Reserved.