2012年度工学院大学 第2部情報通信メディア工学科

比較文化論A(Comparative Culture A)[3703]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
吉永 匡史 非常勤講師

最終更新日 : 2012/12/14

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
自国文化の特質を知るには、その文化の背景を深く考えることはもとより、他国の異質な文化との比較が不可欠である。本講義では主に精神文化を取り上げ、社会とのかかわりを切り口にして検討する。あわせて、文化を理解するには欠くことのできない、文化財をめぐる諸問題についても考える。

<授業計画及び準備学習>
第1週 [ガイダンス] 授業の趣旨と内容について説明する。
第2週 [神話と伝説(1)]
       世界各地の神話と伝説について、差異と共通性を考える。
第3週 [神話と伝説(2)] 同上
第4週 [神話と伝説(3)] 同上
第5週 [信仰と社会(1)]
       日本の八幡信仰を中心に、信仰と社会の関係性について学ぶ。
第6週 [信仰と社会(2)] 同上
第7週 [信仰と社会(3)] 同上
第8週 [信仰と社会(4)] 同上
第8週 [まじないの文化誌(1)]
       まじないの諸文化について、その背景と意義を学ぶ。
第9週 [まじないの文化誌(2)] 同上
第10週 [身分と社会(1)]
       身分制社会とは何なのか。その実態と背景について学ぶ。
第11週 [身分と社会(2)] 同上
第13週 [文化財をめぐる諸問題(1)]
       文化財保護の意義や、そのあり方について学ぶ。
第14週 [文化財をめぐる諸問題(2)] 同上
第15週 [学習成果の確認(定期試験)]

<成績評価方法及び水準>
毎回授業にきちんと出席することが、単位取得の大前提である。学期末の筆記試験(6割)と、授業中の小レポートおよび平常点(4割)を総合的に評価し、60点以上の者に単位を認める。

<教科書>
使用しない。授業に必要な資料は、プリントで配布する。

<参考書>
義江彰夫著『神仏習合』(岩波新書、1996年)

<オフィスアワー>
講義終了後の教室、または講師控え室にて

<学生へのメッセージ>
現代日本人の思考・信仰の淵源を、ともに考えてみましょう。

 

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