2012年度工学院大学 第2部機械システムデザイン学科

制御工学(Control Engineering)[3F71]

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2単位
中茎 隆 准教授  
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最終更新日 : 2012/12/14

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 制御工学は産業革命より今日まで産業界の様々な分野で使われてきた。本講義では、特に産業界における制御方式の9割以上で使われているPID制御について詳しく説明を行う。制御工学の基礎的な話からスタートし、PID制御の特徴、使い方をマスターすることを目的とする。
本講義の内容は、エンジニアが一般教養として知っておくべき内容である。

<授業計画及び準備学習>
1. 古典制御と現代制御の対比
2. 自動制御とは
3. ラプラス変換1(定義、基本定理)
4. ラプラス変換2(逆変換)
5. 伝達関数1(基礎)
6. 伝達関数2(ブロック線図)
7. 伝達関数の周波数特性1(ベクトル表現)
8. 伝達関数の周波数特性2(代表的要素)
9. 伝達関数の周波数特性3(ベクトル軌跡)
10. 安定性1(特性根)
11. 安定性2(ナイキスト安定判別法、ゲイン余裕と位相余裕)
12. PID制御1(基礎)
13. PID制御2(LabVIEWを用いた制御系設計)
14. PID制御3(LabVIEWを用いた制御系設計)
15. 学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
出席点1回2点×全15回 =30点 ...(1)
授業中に行う課題 =30点 ...(2)
最終レポート = 40点 ...(3)
評価点=(1)+(2)+(3)
評価点の60点以上を合格とする。

<教科書>
使用しない。講義録による。

<参考書>
「自動制御の講義と演習」添田喬・中溝高好共著(日新出版)

<オフィスアワー>
授業時間のあと対応する。その他の時間であればメールで受け付ける。返事をメールでするか本人に直接するかは適当に判断して対応する。メールアドレスはat13255@ns.kogakuin.ac.jpである。

<学生へのメッセージ>
制御工学のポイントを分かり易く説明します。

 

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