| 2012年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科
 
 色彩認知科学(Color Cognitive Science)[4A09] 2単位
 市原 恭代 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
  色とは何か。色彩は光という物理的性質とヒトの眼と脳の仕組みという生理的(心理的)性質の両方をもっている。
 また、色と形は互いに独立しつつ、互いを補完し合う存在である。
 私たちの心の働きである、喜びや悲しみなどは目に見えるものではないが、ヒトは色と形を工夫して表現することによって、相手に視覚イメージの伝達を行うことができる。
 この授業では情報デザイン学科の学生のために、「色」という感覚と知覚について科学と芸術の両側面から概説する。
 
<授業計画及び準備学習>
  1.色の感覚と知覚2.色の測定と表示
 3.測色
 4.表色系
 6.表色系の比較
 7.色と感性
 8.色の知覚・感情効果
 9.嗜好と文化
 10.色彩と感覚協調
 11.色彩調和と配色
 12.色のデザイン
 13.カラーユニバーサルデザイン
 14.色彩環境
 15.色と安全(安全色)
 
<成績評価方法及び水準>
  授業参加状況、試験によって評価する。
<教科書>
  色彩学入門――色と感性の心理東京大学出版会
 978-4-13-082070-7
 3200円(+税)
 
<参考書>
  授業の中で適宜指示する。
<オフィスアワー>
  質問は授業中に受け付ける。さらに時間をとって訊ねたいことがある場合にはichihara@cc.kogakuin.ac.jpへメールして時間を予約してほしい。
 
<学生へのメッセージ>
  色彩学は情報デザインの中でもたいへん面白い研究分野です。ぜひ興味をもって学んでください。
 
   
 
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