| 2012年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科
 
 音楽情報処理(Music Information Processing)[3E17] 2単位
 山脇 一宏 非常勤講師
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
  音楽を情報学的手法を用いて解析して行くためには、まず、音楽についての知識が必要です。音楽は各演奏者による微細な表情の変化も存在するために楽譜を解析するだけでは、正確な情報は得られません。本講座では、生の音楽をどのように捉えていくかを考えます。人間の統合的な感性によって音楽をどのように捉えているかについても考えます。
 
<授業計画及び準備学習>
  ○第1回〜第6回音楽の基礎的な情報を捉え方について考えます。
 (1回)音とはどんなものか?
 (2回)楽音のグルーピング
 (3回)リズムとテンポの認識
 (4回)協和音と不協和音
 (5回)演奏におけるゆらぎの認識
 (6回)楽器分類と音楽的表現語法の関連
 ○第7回・第8回
 音楽の特徴認識の実例について
 ○第9回・第10回
 音楽とその他の感覚との関連について考えます。
 特に五感の感性的な関連である共感覚について。
 ○第11回〜第12回
 音楽特徴認識パラメータを数人のグループに分かれて策定する
 ○第13回〜
 成果発表および授業のまとめ
 
<成績評価方法及び水準>
  出席状況及び、授業内でのグループによる音楽特徴認識パラメータに関する発表内容および学期末の試験を元に評価します。
<教科書>
  特にありません。
<参考書>
  音楽の心理学(上)〜西村書店共感覚者の驚くべき日常〜シートウィック/草思社
 
<オフィスアワー>
  質問は授業中に受けます。その他はメール(kaz@yamawaki.biz)へ。
<学生へのメッセージ>
  実際に音を聴いて、いろいろと音楽(楽曲)について皆さんと考えていきたいと思っています。授業中にも様々な音源を聞きますが、それぞれに著作権が存在するので、それらの音源の開示は行うことができません。
 
<備考>
  楽譜を読めなくても問題ありません
   
 
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