| 2012年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科
 
 ナレッジマネジメント(Knowledge Management)[3C18] 2単位
 庄司 裕子 非常勤講師
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
  ナレッジマネジメントとは、個人の持つ知識や情報を組織全体で共有し、有効に活用することによって組織全体の業績を向上しようとする経営手法である。ナレッジマネジメントは、野中・竹内による「The Knowledge-Creating Company」(オックスフォード大学出版/1995年)を契機として学術および産業界の両方で注目され、情報技術の進展、特にインターネットと人工知能技術の発展によって、実際の企業経営にもさまざまなナレッジマネジメント推進の取組がなされている。本講義では、ナレッジマネジメントの必要性、理論、推進手法や体制、情報技術による支援、将来の課題と展望などについて学ぶ。
<授業計画及び準備学習>
  第1回 ナレッジマネジメントの成立(1):イントロダクション,知識創造の重要性第2回 ナレッジマネジメントの成立(2):情報技術の進展
 第3回 ナレッジマネジメントの理論(1):組織の知識創造理論,SECIモデル
 第4回 ナレッジマネジメントの理論(2):SECIモデルの特徴,知識創造を推進する要件
 第5回 ナレッジマネジメントの推進(1):ブレインストーミングとKJ法など
 第6回 ナレッジマネジメントの推進(2):ブレインストーミング演習(第1回)
 第7回 ナレッジマネジメントの推進(3):ブレインストーミング演習(第1回)
 第8回 ナレッジマネジメントと情報技術(1):エキスパートシステムから発想支援システムへ
 第9回 ナレッジマネジメントと情報技術(2):データマイニング,情報可視化,情報検索などのツール
 第10回 ナレッジマネジメントと情報技術(3):グループウェアとコミュニティウェア
 第11回 ナレッジマネジメントの事例(1):欧米企業の例から
 第12回 ナレッジマネジメントの事例(2):国内企業の例から
 第13回 ナレッジマネジメントの事例(3):組織を超えたコミュニティの例から
 第14回 ナレッジマネジメントの課題と展望
 第15回 総合まとめ
 
<成績評価方法及び水準>
  期末レポートを主な評価対象とし、授業中の課題や平常点も加味して評価する。
<教科書>
  特に指定しない。
<参考書>
  「知識創造企業」野中郁次郎,竹内弘高(著), 梅本勝博(訳),東洋経済新聞社,1996.
 「知識マネジメント (IT Text) 」,大澤 幸生 (著) ,オーム社,2003.
 
 「ナレッジマネジメント―実践のためのベストプラクティス」,アーサーアンダーセンビジネスコンサルティング,東洋経済新報社,1999.
 
 「ナレッジマネジメント事例集―知を活かす10の経営システム」,日経連出版部編,日本経団連出版,2001
 
<オフィスアワー>
  水曜日 14:30〜(授業終了後)
   
 
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