| 2012年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科
 
 音情報処理(Acoustics and Speech Processing)[2C22] 2単位
 管村  昇 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
  「音」は我々の日常生活に深く関わっている。マルチメディア、ブロードバンド、モバイル通信時代を迎えて音響・音声情報技術はますます重要なものとなってきている。この講義を通して音の基本的な性質を学習すると共に、人にとって最も自然なミュニケーション手段である音声について学習する。また音と人間の知覚および社会との関係について講義する。この講義の目標は、「音」の重要性を認識し、その基本について理解すると共に、「音」に興味を持ってもらうことである。
<授業計画及び準備学習>
  1.	ガイダンス             本講義で何を学びたいかをしっかり認識すること
 2.音の種類と役割
 予習:身近な音を考えておく
 復習:音の人間社会における役割
 3.音波とは何か(1)
 予習:音波とは何かを勉強しておく
 復習:音の基本的な性質
 4.音波とは何か(2)
 予習:音の表現方法(対数)
 復習:音圧とデシベル
 5.音のスペクトル(1)
 予習:音の表現方法
 復習:スペクトルとは何かを理解
 6.音のスペクトル(2)
 予習:スペクトルの表現方法
 復習:時間領域と周波数領域での表現
 7.音の伝搬と室内音響
 8.騒音の伝搬と遮音
 9.アナログオーディオ
 10.音のディジタル処理 (1)
 11.音のディジタル処理 (2)
 9−11
 予習:音の信号のアナログ表現
 復習:アナログ信号とディジタル信号
 12.音声の特徴と分析
 予習:音声情報処理の利用シーン
 復習:音声のディジタル信号処理の基本
 13.音声(音楽)符号化技術・標準化
 予習:情報圧縮技術
 復習:音声・音楽情報の情報圧縮の原理
 14.聴覚と音の知覚
 15.総復習
 
<成績評価方法及び水準>
  毎回出席を取る。9/13以下は不合格とする。2回のレポート(合計30点)と最終試験(70点)で成績を評価し、総合評点60点以上を合格とする。
<教科書>
  特に指定はしません
<参考書>
  鈴木陽一 音響学入門 コロナ社小泉宣夫著 基礎音響・オーディオ学 コロナ社
 板橋秀一編 音声工学 森北出版
 三井田惇郎著 音響工学 昭晃堂
 城戸健一編 基礎音響工学 コロナ社
 古井貞煕著 新音響・音声工学 近代科学社
 
<オフィスアワー>
  質問は講義時間中または講義終了後新宿校舎 原則午前10時から午後5時(ただし講義、会議の時間帯は除く)
 
<学生へのメッセージ>
  興味をもって講義を受講してもらいたい。本講義を通して音の不思議さ、魅力を感じとって欲しい。
<参考ホームページアドレス>
  日本音響学会ホームページ:http://www.asj.gr.jp/ 
   
 
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