| 2012年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科
 
 線形システム論(Linear System Theory)[4280] 2単位
 於保 英作 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
  非常に多くのものがシステム的な考え方で動いています。それではシステムとは何か?信号とは?皆さんが学んできた数学、コンピュータ、プログラムとの関係は?私の授業では、何となく理解しているかもしれない「システム」について、ごく初歩的な部分から学習をスタートさせ、初学者にとって有益で応用範囲が広い線形時不変システムについて十分に理解することを目標とします。
<授業計画及び準備学習>
  第1週 [イントロダクション]システムについて第2週 信号とは
 第3週 線形時不変システム
 第4週 [プレビュー]線形システム論の全体像を見渡す
 第5週 システムの周波数応答(振幅応答、位相応答)
 第6週 システムの周波数応答(フィルタ、縦続LTIシステム)
 第7週 信号の周波数特性(フーリエ解析、フーリエ合成、振幅スペクトル、位相スペクトル)
 第8週 信号の周波数特性(非周期信号のスペクトル、フーリエ変換、ランダム信号)
 第9週 システムを通った信号・フィルタ(出力振幅スペクトル、出力位相スペクトル)
 第10週 システムを通った信号・フィルタ(処理のスピードアップ、非周期信号をシステムに通す)
 第11週 システムの時間特性(連続パルスによる入力信号の近似、インパルス、インパルス応答)
 第12週 システムの時間特性(インパルス応答と周波数応答(伝達関数)の関係、周波数応答の求め方)
 第13週 時間領域と周波数領域の関係
 第14週 ディジタル信号、ディジタルシステム
 第15週 学習成果の確認(試験)
 
<成績評価方法及び水準>
  原則として定期試験で評価し、60点以上の者に単位を認めます。
<教科書>
  指定しません。必要に応じてプリントを配布します。
<参考書>
  音声・聴覚のための信号とシステム、監訳者:菅原勉、荒井隆行、海文堂出版
<オフィスアワー>
  木曜日(後期)13:00〜17:00(会議等の時間を除く)
<学生へのメッセージ>
  「やる気」これが大切です!学生時代をどう生きるか・何を感じるか・・・。きっと今の頑張りが10年後の皆さんに大いに役に立つでしょう。自分の学ぶスタイルを確立しましょう。
   
 
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