| 2012年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科
 
 ○情報処理概論及演習(Fundamental Information Processing and Exercise)[3232] 3単位
 倉林 有 非常勤講師
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
  情報学部の学生が、学部での学習、研究において最低限必要な範囲で、コンピュータを一通り使えるようになることを達成目標とし、授業を行う。
 
 前期はコンピュータとアプリケーションソフトウェアの利用、後期はプログラミングが内容の中心となる授業と演習を行う。
 
<授業計画及び準備学習>
  以下では、[] 内に教科書の章を示す。
 ただし「利用ガイド」とは、入学時に配布される「情報科学研究教育センター利用ガイド」のこと。
 
 【前期】
 1. 授業と設備のガイダンス [利用ガイド、3、4 章]
 2. e-learning、学内ネットワークへの接続法、数体系 [利用ガイド、1 章]
 3. 日本語入力の仕組みとワープロの基本操作 [1 章、5 章]
 4. ワープロソフトウェア Word の各種機能 [5 章]
 5. 情報を利用する際の注意点 [3 章]
 6. 検索エンジンによる情報検索 [3 章]
 7. スプレッドシートソフトウェア Excel の基本操作 [6 章]
 8. Excel の利用 [6 章]
 9. Excel の応用  [6 章]
 10. プレゼンテーションソフトウェア PowerPoint の利用 [7 章]
 11. コンピュータネットワークと Web ページ [3、8 章]
 12. HTML 編集による Web ページ制作 [8 章]
 13. 組版システム LaTeX の概要 [9 章]
 14. LaTeX の利用 [9 章]
 15. 期末試験
 
 
 後期の授業は、他の科目で必修となっている C 言語の基本的知識を前提に授業を行う。そこで、本科目でプロシージャを学ぶ時までに、C 言語の関数の作成と呼出しが自由自在に出来るようになっておくこと。また、ユーザー定義型を学ぶ時までに、C 言語の構造体も理解していることが望ましい。
 
 【後期】
 1. Excel VBA の基本操作、変数等の利用法 [1、2 章]
 2. 四則演算、条件式、条件分岐 [2、3 章]
 3. 繰り返し文による反復処理 [4 章]
 4. プロシージャ: プログラムの部品 [5 章]
 5. プロシージャの作成と利用 [5 章]
 6. VBA のオブジェクト指向的部分 [6章]
 7. ワークシート (セル) の利用とグラフの作成 [6 章]
 8. 配列とユーザー定義型 [9 章]
 9. 課題演習 [6、9 章]
 10. 再帰呼び出しによる反復処理 [7 章]
 11. 文字列の処理 [8 章]
 12. 課題演習 [7、8 章]
 13. バブルソート: 単純な整列法 [17 章]
 14. クイックソート: 高度な整列法 [17 章]
 15. 期末試験
 
<成績評価方法及び水準>
  期末試験 (40%)、演習課題 (60%)。
 
 ただし、以下の補則に注意すること。
 公欠、もしくは、それに準ずるもの以外の欠席は、1 回につき、課題演習 1 回の満点分の減点とする。
 期末試験を 1 度でも受験しなかった場合、履修放棄と見なす。
 
<教科書>
  前期: 荒 實 他, "理工系学生のためのコンピュータリテラシー," 共立出版, 東京, 2011.
 
 後期: 加藤 潔, "Excel環境におけるVisual Basicプログラミング 第 2 版," 共立出版, 東京, 2006.
 
<参考書>
  プレゼンテーションに関して、以下の書籍を読むことを勧める。
 
 藤原 慎也, "誤解されないコミュニケーションの技術," 同友館, 東京, 2008.
 
 倉島 保美, "英語プレゼンテーションの技術," 日本経済新聞社, 東京, 2006.
 
<オフィスアワー>
  非常勤のため、基本的に授業前後、もしくは、メールでの対応となる。
 
<学生へのメッセージ>
  以下をよく読んでおくこと。
 
 本科目を履修することは、多くの学生にとってハードに感じられるだろう。それを少しでも緩和するため、次の行動が各自に望まれる。
 
 ● 積極的に授業に参加する。
 ● このシラバスを参考に、予復習を十分にする。
 ● 授業中に分からないことがあれば、質問して解決する。
 
 また、初回の授業では必ず以下の 2 冊を持参すること。
 
 ● 情報科学研究教育センター利用ガイド
 ● 前期の教科書
 
   
 
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