2012年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科

線形システム論(Linear System Theory)[2460]

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2単位
篠原 克幸 教授  
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最終更新日 : 2012/12/14

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
線形システムは入力と出力の間に存在する一定の関係を記述したモデルで,線形システムの特性が記述できれば,入力信号から出力信号を計算でき,また逆に出力からその入力を推定することができます.
本講義では,線形システムの「線形」の意味を信号の畳込み演算により解説し、システムへのアナログ、デジタル入力に対する出力を、システムのインパルス応答から計算できることを解説します。
 達成目標は、畳み込み演算を通して線形システムを理解し、時間領域での畳み込み演算、z変換による周波数領域でのシステムの応答が計算できることとします。

<授業計画及び準備学習>
準備学習は、微分積分学を学習していることが望ましい

 授業計画 
1) 線形システムとは
2) アナログ信号とデジタル信号
3) アナログ信号の畳み込み演算
4) デジタル信号の畳み込み演算
5) 畳み込み演算と線形性
8) 畳み込みと重ね合わせの原理
9)デジタル信号の畳み込み演算に関する理解度チェック
10) 線形システムの応答 
10) インパルス応答
11) インパルス応答と畳み込み原理
12) z変換
13) z変換の伝達関数
14) 伝達関数と周波数特性
15) 線形システムと周波数特性
16) 線形システム設計例

<成績評価方法及び水準>
2から3回のごとに理解度チェックをレポート課題にします。レポート課題を50点および定期試験を50点に換算し、レポート課題30点以上、定期試験30点以上で合格とします。

<教科書>
プリント(2から3回ごとに配布)

<参考書>
講義中に提示

<オフィスアワー>
月曜びから金曜日(水曜日を除く)の6時から10時

<学生へのメッセージ>
2から3回の講義ごとに理解度チェック課題を,必要な知識とともに整理して,提出してください.

 

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