| 2012年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科
 
 計算機構成論(Computer Architectures and Organization)[2277] 2単位
 三好 和憲 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
  計算機が「計算する機械」として動作するために必要な機構について、特にCPUのプログラム単位である命令語がもつべき情報と実行過程について概説し、ハードウェアに関する基本的理解を深めることを目的とする。具体的な達成目標は、アーキテクチャの意味、命令語の内容、アドレス修飾、サブルーチンのリンクの仕組みを正しく理解すること。
 
<授業計画及び準備学習>
  授業計画1 計算する機械
 2 計算機の構成要素
 3 制御装置と命令語の情報
 4 アドレス修飾とCPUレジスタ
 5 加減算回路、乗算回路
 6 除算回路、浮動小数点数
 7 IEEE754表現
 8 浮動小数点表現補足
 9 アーキテクチャと開発理念
 10 メモリとアドレス
 11 補助記憶装置と仮想記憶
 12 割り込みと入出力制御
 13 アーキテクチャの変遷
 14 高速化
 15 学習成果の確認(試験)
 
 準備学習
 1 ブール代数、論理回路の復習
 2 計算機が動作するためには
 3 命令語に必要な情報
 4 アドレス修飾
 5 加減算と乗算の過程の実感
 6 除算の過程の実感
 7 正確な演算に必要なこととは
 8 相対精度の変動の実感
 9 アーキテクチャと利用目的
 10 メモリとアドレス
 11 仮想記憶とは
 12 割り込みとは
 13 アーキテクチャの変遷
 14 高集積化、クラスタ
 15 第14週までの総復習
 
<成績評価方法及び水準>
  基本的に定期試験で60点以上。時間に余裕があれば中間小テストを実施して加味する。
 場合によってはレポートの提出を求め、その内容を加味する。
 
 註:出席の痕跡が認められない場合には定期試験終了後のレポート提出を認めません。講義資料をKuportからダウンロードして、必ず予習・復習をしてください。
 
<オフィスアワー>
  水曜日 16:20〜17:50
<備考>
  本年度はコンピュータ科学科2009年度以前入学生も3年次科目計算機構成論はこの科目を履修します。
   
 
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