| 2012年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科
 
 オブジェクト指向プログラミング演習(PBL)(Exercises in Object-oriented Programming)[2276] 1単位
 倉林 有 非常勤講師
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
  Javaを用いて簡単なプログラミングができるようになることと、オブジェクト指向の概念を理解することを目標とする。
 
<授業計画及び準備学習>
  本授業を受ける前までに、C 言語の関数と構造体を自在に操れるようになっていることが望ましい。実際にそれらの知識を要求するかどうかは、初回の授業で決める予定である。
 
 また以下は、15. の期末試験を除き、学ぶ内容の順番を示していて、必ずしも授業回数に一致しない。特に、メソッドまでは C 言語の規則とかなり似ているので、速く進む可能性が高いことに注意し、予習に役立ててほしい。
 
 以下では、[] 内に教科書の章を示す。
 
 1.	プログラミングの準備 [CHAPTER 02]
 2.	変数: 値の入れ物 [CHAPTER 03]
 3.	演算子: 処理のための記号、その役割と使い方 [CHAPTER 04]
 4.	コマンドライン引数: Java の外から中へ、情報を渡す方法 [CHAPTER 05]
 5.	データ型: データの種類 [CHAPTER 06]
 6.	条件分岐: 条件により、プログラムの流れを変える [CHAPTER 07]
 7.	繰り返し制御: 同じことを繰り返し、適切に止める [CHAPTER 08]
 8.	配列: 同じ種類のものを一まとめに扱う [CHAPTER 09]
 9.	メソッド: 複数の処理を一つに纏める [CHAPTER 10]
 10.	クラス: 変数とメソッドを纏めたもの [CHAPTER 11]
 11.	クラスの作成と利用  [CHAPTER 12]
 12.	アクセス修飾子: クラスへのアクセス制限 [CHAPTER 13]
 13.	継承: クラスの機能を引継がせ、利用する [CHAPTER 19]
 14.	ポリモーフィズム: 色にも色々ある [CHAPTER 20]
 15.	期末試験期間
 
<成績評価方法及び水準>
  提出課題 (100%)。
 
<教科書>
  宮本 信二, "基礎からのJava 改訂版," ソフトバンククリエイティブ株式会社, 東京, 2010.
 
<参考書>
  Ken Arnold 他, "プログラミング言語Java," ピアソンエデュケーション, 東京, 2007.
 
<オフィスアワー>
  非常勤のため、基本的に授業前後、もしくは、メールでの対応となる。
 
<学生へのメッセージ>
  以下をよく読んでおくこと。
 
 本科目は、講義と演習の 2 こまで 1 つの内容となる。従って、どちらか一方にのみ参加することは構わないが、主に自助努力がかなり要求されるために、合格が難しくなることを認識しておくこと。なお、1 こまの履修登録でも 2 こま参加してよいし、それが望ましい。
 
 また、各自には以下の行動を求める。
 
 ● 授業には必ず教科書を持参すること。
 ● このシラバスを参考に、なるべく予習を行うこと。
 ● 授業中に分からないことがあれば、質問して解決すること。
 
 授業中、分からないにもかかわらず質問しない者は、合格が特に難しくなる。
 
   
 
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