| 2012年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科
 
 オブジェクト指向プログラミング(Object-oriented Programming)[2275] 2単位
 山崎 浩之 講師  [ 教員業績  JP  EN ]
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
   Javaの講習を通して、オブジェクト指向プログラミングの考え方を解説する。プログラミング言語としてのJavaはC++と比較した場合、ポインタ演算や多重継承などの強力で危険な機能はサポートしていない反面、ライブラリには使いやすいクラスが豊富に提供されている。この授業は、C言語の基礎的部分を修得済みの学生を対象とし、Javaの文法機能とライブラリのオブジェクト指向的な特徴を活用したプログラムの構築方法を解説する。
<授業計画及び準備学習>
  <Javaとは何か>○ プログラミング言語の歴史
 ○ Java言語とJava仮想機械
 ○ JavaとCの共通点・違い
 <オブジェクトとクラス>
 ○ オブジェクトの生成
 ○ メソッド呼び出し
 ○ メソッドのオーバーロード
 ○ インスタンス変数
 ○ クラス変数とクラスメソッド
 <処理手順の記述>
 ○ 流れ制御
 ○ 配列
 ○ プリミティブと演算子
 <クラスの作成>
 ○ メソッドの追加
 ○ コンストラクタ
 ○ メソッドのオーバーライド
 ○ 抽象クラス・インターフェイス
 ○ ポリモーフィズム
 <その他の機能>
 ○ 例外
 ○ スレッド
 ○ グラフィックス
 ○ イベント
 ○ I/O
 ○ TCP/IP通信
 ○ コレクション
 <Java以外の言語とポリモーフィズム>
 ○ 動的型付言語
 ○ 静的型付言語
 
<成績評価方法及び水準>
  筆記試験(手書きノート参照可)・演習のレポート(プログラミングの提出課題)・出席状況から総合的に評価する。
<教科書>
  「すべての人のためのJavaプログラミング 第2版」立木秀樹、有賀妙子著(共立出版)
<オフィスアワー>
  新宿 A-1476 火-金 16:30〜18:30メールでの対応も可(ct10634@ns.kogakuin.ac.jp)
 
<学生へのメッセージ>
  授業で扱ったプログラムを自分で考えてどんどん変更・改造してみましょう。与えられたサンプルが動くのは当たり前で、それだけで自分の力にはなりません。
   
 
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