2012年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科
△世界の社会思想(Social Ideas in the Western World)[2173]
2単位 勝田 由美 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 西洋近代社会における「自由」「平等」の理念の形成と発展をたどり、それを手がかりに、現代日本社会の問題を考える。
- <授業計画及び準備学習>
- (授業計画)
第1回 理念としての「近代」社会 第2回 「近代」の成立 −ルネッサンスと宗教改革− 第3〜4回 「契約」による社会の成立 −ホッブスの思想− 第5〜7回 基本的人権の概念 −ロックの思想− 第8回 イギリス、フランスの市民革命 第9〜11回 国民主権の概念 −ルソーの思想− 第12〜13回 民主主義と政治的自由 −ミルの思想− 第14回 まとめ 第15回 学習成果の確認(試験またはレポート)
(予習・復習) 配布資料やノートには授業後に再度目を通し、漢字や語句、内容の不明な点を 必ず次回の授業までに明らかにしておくこと。 内容の不明な点について自分で調べても理解できない場合、あるいは、調べ方が よくわからない場合には、担当教員に質問してください。
- <成績評価方法及び水準>
- 授業にきちんと出席した者に、学期末の筆記試験またはレポートが60点以上の場合に単位を認める。ボーダーラインの者には、授業中に課す小レポートの内容を考慮し、加点する場合がある。成績評価方法および水準の詳細については第1回目の授業時に説明する。
- <教科書>
- 用いない。
- <参考書>
- 授業中に配布するプリントで適宜指示する。
- <オフィスアワー>
- 授業の前後、または水曜 15時〜16時(27階研究室にて)
- <学生へのメッセージ>
- 西欧近代における「自由」「平等」理念の成立と発展を、当時の社会とのかかわりのなかで学んでいきます。授業の3割程度は「西洋近代史」的な内容になります。
例年、高校では世界史を履修しなかったけれど「受講してよかった」と感想を寄せてくれる人もたくさんいる反面、「歴史にはどうしても興味がもてなかった」という人も時々います。だから受講の際には、自分に世界史に対する関心がどのくらいあるかを考えてみてください。世界史を学ぶ機会のなかった人にはわかりやすく、かつ、高校で学んだ人にも興味深い内容にするために、歴史的な事柄については、細かい知識ではなく全体像を話すように心がけています。
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