| 2012年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科
 
 ○物理学II(Physics II)[4231] 2単位
 加藤  潔 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
  科学的な理解の基礎となっている物理学の基本を学ぶ。物理学の対象となる現象は広範囲に及ぶ。身の回りの現象をはじめとして,宇宙から素粒子に渡るが,これらを理解する根底には共通する基本原理がある。それは案外に簡明で,森羅万象の理解を助け,広い分野で不可欠の基盤となっている。古典物理学として確立している力学,電磁気学,熱力学を通じて物理学の考え方を学ぶ。それぞれを理解することも大切だが,何よりも全てに通じるような考え方や,考えること自体を体得することが肝要である。
 物理学IIでは熱力学,電磁気学などを概説した後,20世紀以降の物理学の発展について解説する。
 
<授業計画及び準備学習>
  1. 熱力学(1)。熱と温度。気体の状態方程式。準備学習 :教科書の8.1-8.2.1節を予習する。
 
 2. 熱力学(2)。気体分子運動論と状態方程式。
 準備学習 :復習・予習課題No.1を解いて提出する。
 教科書8.1.2-8.1.4節を予習する。
 
 3. 熱力学(3)。熱力学第1法則。気体の状態変化。気体の比熱。
 準備学習 :復習・予習課題No.2を解いて提出する。
 教科書8.3-8.4節を予習する。
 
 4. 熱力学(4)。熱力学第2法則。熱機関。効率。
 準備学習 :復習・予習課題No.3を解いて提出する。
 教科書8.5節を予習する。
 
 5. 熱力学(5)。エントロピー。
 準備学習 :復習・予習課題No.4を解いて提出する。
 教科書8.6節を予習する。
 
 6.熱力学のまとめ。物質の諸相。
 準備学習 :教科書8章を復習しておくこと。
 
 7. 電磁気学(1)。電荷と電場。電位。
 準備学習 :復習・予習課題No.5を解いて提出する。
 教科書9.1-9.2, 9.5節を予習する。
 
 8. 電磁気学(2)。磁石。電流と磁場。
 準備学習 :復習・予習課題No.6を解いて提出する。
 教科書9.7節を予習する。
 
 9. 電磁気学(3)。マクスウェルの方程式。電磁波。
 準備学習 :復習・予習課題No.7を解いて提出する。
 教科書9.10-9.11節(の指定部分)を予習する。
 
 10. 電磁気学(4)。電力。オームの法則。直流抵抗回路の解析。
 準備学習 :復習・予習課題No.8を解いて提出する。
 教科書9.15.1節を予習する。
 
 11. 現代物理学(1)。相対性理論。
 準備学習 :復習・予習課題No.9を解いて提出する。
 教科書10.1節を予習する。
 
 12. 現代物理学(2)。量子論。
 準備学習 :復習・予習課題No.10を解いて提出する。
 教科書10.2節を予習する。
 
 13. 現代物理学(3)。ミクロの世界。
 準備学習 :復習・予習課題No.11を解いて提出する。
 教科書10.3節を予習する。
 
 14. 現代物理学(4)。宇宙論。
 準備学習 :復習・予習課題No.12を解いて提出する。
 教科書10.4節を予習する。
 
 15.学習成果の確認(期末試験)
 準備学習 :前回までの総復習を行うこと
 
<成績評価方法及び水準>
  成績評価=A+R×Bとし,その値が60点以上の者に単位を認める。A=期末試験の評価点(100点満点),
 B=毎週配布し,提出を求める用紙(予習課題,復習課題)による評価点
 (25点満点)。
 Aが35未満はR=1,Aが35以上はR=[(100-A)/65]2。
 
<教科書>
  「理工系物理学講義(改訂版)」加藤 潔著(培風館)
<オフィスアワー>
  教職員プロフィール参照,2714室。電子メールを活用し,予約すれば,指定時間以外でも対応する。
<学生へのメッセージ>
  1.自分の頭で考え,手を動かして計算してみて,納得することが重要である。2.ホームワークとして与える演習問題を解くこと。教科書は理解を助ける。
 3.参考書は物理の面白さを伝えてくれる。
 4.授業中の質問は歓迎する。
 5.Eラーニングのコンテンツを予習復習に活用すること。
 
 担当者ホームページ(http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft82039/)に各種の情報があるので随時確認しておくこと。担当者への質疑や面談の予約は電子メールで行うこと。メールアドレスはホームページを参照せよ。
 
<参考ホームページアドレス>
  http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft82039/
   
 
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