| 2012年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科
 
 ○数学I(Mathematics I)[3116] 2単位
 陸名 雄一 非常勤講師
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
  一変数関数の微分法について学習する。微分積分法は情報科学のみならず、現代科学に接する上で最も基本的な素養の一つであり、確実に身に付けなくてはならない。具体的な達成目標は(1) 初等関数の理解と計算
 (2) 微分係数・導関数の理解と計算
 (3) 級数展開の理解と計算
 である。
 
<授業計画及び準備学習>
  1.ガイダンス、微分積分法の意義準備学習:高校で学習した数学について復習を行うこと。
 2.数列の極限
 準備学習:数列に関する基本事項について復習しておくこと。
 3.関数の極限・連続性
 準備学習:数列の極限について復習しておくこと。
 4.微分係数・導関数の定義
 準備学習:関数の極限について復習しておくこと。
 5.積・商・合成関数の微分法
 準備学習:導関数の定義について復習しておくこと。
 6.指数関数・対数関数の導関数
 準備学習:指数・対数の定義と計算について復習しておくこと。
 7.三角関数・逆三角関数の導関数
 準備学習:三角関数に関する諸公式について復習しておくこと。
 8.導関数の計算(まとめ)
 準備学習:導関数に関する計算について復習しておくこと。
 9.学習成果の確認(中間試験)
 準備学習:第1回から第8回までの総復習を行うこと。
 10.高次導関数、ロピタルの定理
 準備学習:二項係数について復習しておくこと。
 11.関数の増減と極値
 準備学習:関数の増減表の書き方について復習しておくこと。
 12.グラフの凹凸と接線
 準備学習:増減表に基づいてグラフを描く練習をしておくこと。
 13.テイラーの定理、微分と近似
 準備学習:高次導関数について復習しておくこと。
 14.微分法の応用(まとめ)
 準備学習:関数の増減・凹凸の調べ方について復習しておくこと。
 15.学習成果の確認(期末試験)
 準備学習:第10回から第14回までの総復習を行うこと。
 
<成績評価方法及び水準>
  2回の試験を各50点満点で評価し、両方が30点以上の者を合格とする(合格者の評価は合計点で行う)。但し、(1) 試験欠席者
 (2) 演習課題の不合格者
 (3) 遅刻・欠席の著しい者、受講態度に問題のある者
 は不合格とする。
 
<教科書>
  「ドリルと演習シリーズ 微分積分」日本数学教育学会高専大学部会教材研究グループTAMS 編、電気書院
 
<参考書>
  相談に応じて紹介する
<オフィスアワー>
  講義終了後
<学生へのメッセージ>
  疑問点を放置しないこと、自ら手を動かして多くの「経験」を積むこと、が重要である。講義への積極的な参加を期待する。
   
 
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