| 2012年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科
 
 ○プログラミング言語総論(Introduction to Computer Programming)[2422] 2単位
 田中 輝雄 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
  コンピュータに問題を解かせるには,コンピュータに分かる形で指示を出す必要があります.そのために発達したプログラミング言語の全体像を与え,これから学ぶ色々なプログラミング言語の位置づけを与えます.本講義では,計算機のアーキテクチャからボトム・アップにソフトウェアの理解を目指します. 
<授業計画及び準備学習>
  1.フォン・ノイマン型コンピュータ:プログラム内蔵,線形アドレス,命令駆動,IC,CPUの構成2.命令セットアーキテクチャ:命令形式,アドレス指定モード,CISCとRISC
 3.機械語とアセンブリ言語:基本命令セット,機械語,アセンブリ言語,ニーモニック
 4.プログラミング言語:構成(文字集合,名前,予約語,演算子,式,文),制御構造
 5.プログラミング言語:データ(定数と変数,型),式と演算子,配列,関数,手続き
 6.プログラミング言語:構成,入れ子構造,有効範囲,データの割り付け,コンパイル
 7.学習成果の評価(中間試験)
 8.進化:機械語,アセンブリ言語,FORTRAN,ALGOL,COBOL,
 9.進化:LISP,BASIC,PL/I,Pascal,C,C++
 10.インタプリタ言語:定義,特徴,コンパイラ方式との比較
 11.コンパイラの構造:字句解析,構文解析,意味解析
 12.コンパイラの構造:コード生成,最適化,インライン展開,クロスコンパイラ
 13.オブジェクト指向言語の基礎
 14.並列処理計算機向け言語の基礎
 15.学習成果の評価(学期末試験)
 
<成績評価方法及び水準>
  原則として学期末試験で評価し,60点以上のものに単位を認める.ただし,欠席が少なく試験の点数がわずかに60点に足りない場合はレポート提出を認め,レポート内容が単位認定相当と判断される場合には最終成績を60点とする.
<オフィスアワー>
  水曜日15時から18時.いつでも必要があればteru@cc.kogakuin.ac.jpにメールしてください.
<学生へのメッセージ>
  他の授業や演習で習うC言語について十分勉強してください.それを基礎としてプログラミング言語の全体について講究します.
   
 
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