2012年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科

エンジニアリング マネジメント(Engineering Management)[4A07]

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2単位
矢崎 敬人 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2012/12/14

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 企業における問題解決のために用いられる様々な手法を理解してもらうことと,製造業企業における生産マネジメントについて理解してもらうことがこの授業のねらいである.様々な手法を用いて具体的課題を解決する力を身につけてもらうことと,製造業企業がどのように競争力を構築しているかを説明できる力をちけてもらうことが達成目標である.

(JABEE学習・教育目標)
「国際工学プログラム」:(A)◎,(C)○,(E)○


(前提となる基礎知識)
 前期科目「経済学の基礎」の履修または聴講を強く勧める.同科目を履修または聴講できない場合には,本科目初回授業までに「経済学の基礎」のシラバスで紹介した教科書または参考書のいずれか1冊を読み通して理解しておいてもらいたい.

<授業計画及び準備学習>
1.ガイダンス,エンジニアリングマネジメント導入

2.エンジニアリング・マネジメントにおける問題解決

3.競争力とシステムの視点
 
4.開発と生産のプロセス分析,競争力とその構成要素

5.コスト・生産性の管理と改善

6.納期と工程管理

7.品質とその管理・改善

8.フレキシビリティ

9.生産戦略

10.人事・労務管理

11.設備管理と生産技術

12.購買管理とサプライヤー・システム

13.製品開発の基礎:プロセス・組織・パフォーマンス

14.開発期間とその短縮,開発コスト・開発生産性とその向上,研究開発戦略

15.学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
授業への貢献:60%
(小テストやレポートを課す場合がある.これらの評価は授業への貢献に含む)
期末試験:40%

<教科書>
 特に指定しない.

<参考書>
(◎は特に参考になるもの)

◎藤本隆宏(2001)『生産マネジメント入門 (1)生産システム編』日本経済新聞社.(2800円+税)
◎藤本隆宏(2001)『生産マネジメント入門 (2)生産資源・技術管理編』日本経済新聞社.(2800円+税)
○辻正重編著(2010)『経営工学総論』ミネルヴァ書房.(3500円+税)
○小田切宏之(2000)『企業経済学(第2版)』東洋経済新報社.(2800円+税)
○榊原清則(2002)『経営学入門(上)』『経営学入門(下)』日経文庫.(各860円+税)
○Park, Chan S. (2008), Fundamentals of Engineering Economics (2nd Edition), Upper Saddle River, NJ: Pearson Prentice Hall.
○千住鎭雄,伏見多美雄,藤田精一,山口俊和(1986)『経済性分析(改訂版)』日本規格協会.(2200円+税)
○國貞克則(2007)『財務3表一体理解法』朝日新書.(756円+税)

<オフィスアワー>
[後期]
(新宿1167号室)月曜日5限,木曜日昼休み(12:10-13:00)

 上記日時以外でもメールで予約の上で面談可.

<学生へのメッセージ>
 ここで学ぶ問題解決のための技術は, ECPのおけるプロジェクト管理や日常生活の諸問題への対処に役立つだろう.また,このような技術を使いこなすことができるようになれば,皆さんが将来経営幹部として活躍したり,新事業を立ち上げたりする際に,必ず役に立ってくると考える.

<備考>
 連絡のためキューポートを随時使用する予定.キューポートに配信された連絡が必ず届くよう各自で設定すること.

 

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