| 2012年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科
 
 △認知と心理(Cognition and Psychology)[4466] 2単位
 山田 豊明 非常勤講師
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
  「認知」とは私たちが見ることや聞くこと,知り理解すること,おぼえおもいだすこと,考えることを意味する.そのしくみを明らかにしていく方法論と知見を扱っていく.受講人数にもよるが,授業ではデモ実験を多用して実際に体験しながら学習していく.
 日常生活で直面する諸問題を解決する一助となる心理学捉え方を身につけるとともに,各自の専門にその捉え方を活かすことができるようになることを目標とする.
 
<授業計画及び準備学習>
  1. オリエンテーション2. 心理学とは− 目的と方法論−
 「こころ」を測る方法を考えておく
 3. 知覚・認知− 私たちの環境からの情報のとらえ方−
 4. 知覚・認知− その生理学的基礎 1 眼球の構造と順応−
 5. 知覚・認知− その生理学的基礎 2 色覚−
 私たちの知覚経験が生理学的構造に規定されている側面を考えておく
 6. 知覚・認知− ものを見ることの不思議 1 立体視−
 7. 知覚・認知ー デモ実験
 8. 知覚・認知− ものを見ることの不思議 2 錯視,パターン認識−
 私たちは物理的な性質通りに世界を捉えているのかどうか考えておくこと
 9. 記憶− ものをおぼえ,おもいだすとは −
 10. 記憶− 記憶のしくみ −
 11  デモ実験
 12. 記憶− 私たちの記憶のくせ −
 試験などで効率よく記憶する方法を考えておくこと
 13. 思考ー問題解決デモ実験
 日常の思考で,袋小路に陥ったケースをリストアップしておくこと
 14. まとめ
 これまでの授業内容に関する疑問点をリストアップしておくこと
 15. 学習成果の確認(試験)
 
<成績評価方法及び水準>
  授業にきちんと出席したうえで,学期末の筆記試験を行い,60 点以上の者に単位を認める.成績評価方法及び水準の詳細については第 1 回目の授業時に説明するので,必ず出席すること.
 授業にきちんと出席して授業を理解しないと,単位の認定は非常に難しい.
 
<オフィスアワー>
  授業開始前・終了後,八王子校舎 1F 講師室で
<学生へのメッセージ>
  授業を通じて,普段何気なく行っていて疑問を持つことのない「こころ」の働きが,いかに重要なものであり,また不思議なものであるかを感じ取って欲しい.また,対象学科・学年であっても履修希望者が教室の収容人数あるいは 150 名を超えた場合は,最大 150 名に履修制限を行う.
 
   
 
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