2012年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科

市民生活の社会学A(Social Studies on the Civil Life A)[4457]

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2単位
勝田 由美 准教授  
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最終更新日 : 2012/12/14

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
本講義では、近代国家における社会政策(社会保障制度と労働政策)の展開について学びます。各人には最低限度の生活を営む権利(生存権)があり、国家・社会はそれを保障すべきであること(社会権)、また、そのためにも、国は雇用と、各人が最低限度の生活を営みうる労働条件や労働関係を整備するべきであるという考え方の成立を、歴史的にみていきます。具体的には、19世紀末から20世紀初頭のイギリス、ドイツ、日本の事例を比較しつつとりあげます。現在の問題を考えるための様々な手がかりを得ることができるはずです。

<授業計画及び準備学習>
(授業計画)
  第1回  近代社会における「貧困」
 第2〜4回 「救貧法」の成立と展開(イギリス)
 第5〜7回 「工場法」の成立過程(イギリス)
 第8〜10回 社会保険と年金制度の成立(ドイツ)
 第10〜13回  戦前日本の社会政策
  第14回  まとめ
  第15回  学習成果の確認(試験またはレポート)

(予習・復習)
 授業での配布資料には授業後に必ず目を通し、漢字や語句、内容の不明な点について
次回の授業までに必ず明らかにしておくこと。
 内容の不明な点について自分で調べても理解できない場合には、担当教員に質問して
ください。

<成績評価方法及び水準>
 授業にきちんと出席し、学期末の筆記試験またはレポート(9割)が60点以上の者に単位を認める。ボーダーラインの者には、授業中に提出する小レポートの内容を考慮し、加点する場合がある。成績評価方法および水準の詳細については第1回目の授業時に説明する。

<教科書>
用いない

<参考書>
授業中に配布するプリントにより、適宜指示する。

<オフィスアワー>
八王子校舎 授業の前後に講師室で
新宿校舎 水曜15時〜16時(27階研究室にて)

 

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