○物理学ＩＩ（Physics II）[3567]

＜授業のねらい及び具体的な達成目標＞

グローバルエンジニアリング学部における学習の土台の1つとして，物理学の基礎を学ぶ。物理学IIでは熱力学と電磁気学を扱う。
このクラスは再履修クラスであるので，演習問題の解説などを通して理解の不十分であったところを補強するように配慮した進行となる。講義の最後に毎回小テストを実施する。
以下の項目を習得することを目標とする。

熱力学
1. 熱力学に現れる物理量の意味を理解する．
2. 熱力学の基本法則を理解し，具体的な系に適応できるようにする．
3. 熱力学を通して，複雑な自然現象を単純化モデル化して把握する手法を身につける

電磁気学
1. 電磁気学における物理量の概念と相互の関係を理解する．．
2. 電磁気学の基本法則を理解し，その適用を学ぶ．
3. 電磁波の概念とその諸性質を理解する．

（ＪＡＢＥＥ学習・教育目標）
「国際工学プログラム」
(C)基礎工学・専門工学知識の習得:◎
JABEE基準1の(1)の知識・能力：（ｃ）（ｄ）の（1)：◎

＜授業計画及び準備学習＞

物理学Iの総復習
1. 物理量と単位，運動の法則，仕事とエネルギー
物理学IIの内容は，物理学Iを前提としている．このため，物理学Iの内容の理解が不十分だと物理学IIの内容をきちんと理解することができない．ここでは物理学Iの内容のうちで，物理学IIを学ぶ上で特に重要となる項目について復習する．
準備：再履修にあたり，今までの学習について自己分析を行い，今回の履修についてしっかりと取り組む方策を立てる。前回使った教科書やノートを準備し，内容を確認する。以降の回の準備については，授業中に適宜指示する．

熱力学
2. 圧力，物質量，温度
3. 気体の状態方程式
4. 断熱変化と内部エネルギー
5. 熱力学第一法則
6. 様々な状態変化
7. 熱機関と熱効率
8. 学習成果の確認(熱力学分野の試験)

電磁気学
9. クーロンの法則と電場
10. 電位と電流
11. コンデンサーと電場のエネルギー
12. 磁場と電流
13. ファラデーの法則と電磁誘導
14. 直流回路
15. 学習成果の確認（電磁気学分野の試験）

＜成績評価方法及び水準＞

中間試験と期末試験の合計が７５点，各回の講義の最後に実施する小テストの合計点が２５点である。
両者の合計を評価点とし，合計点が６０点以上の者に単位を認める。

＜教科書＞

特に指定はしないが，以前に履修したクラスで使用したテキストを持参すること。

＜オフィスアワー＞

火曜日 15:00-16:30
水曜日 13:00-14:30
八王子キャンパス1号館206号室

＜学生へのメッセージ＞

再履修クラスを受講する資格があるか，履修の手引き等で確認し，必ず初回の講義に参加して，物理学教室所定の履修整理票を提出すること．

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