| 2012年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科
 
 △線形代数学II(Linear Algebra II)[2379] 2単位
 熊ノ郷 直人 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
  線形代数学は工学の専門理論を学ぶ上で基礎となる。線形代数学IIでは,1次独立,線形写像,基底,固有値,固有ベクトル,対角化といった概念を中心に講義する。1次独立や線形性の概念を理解できるようになること,固有値,固有ベクトルを求めて対角化ができるようになることが目標である。
 (JABEE学習・教育目標)
 「国際工学プログラム」
 (C)基礎工学・専門工学知識の習得:◎
 JABEE基準1の(1)の知識・能力:(c):◎
 (前提となる基礎知識)
 「線形代数学I」の知識を前提とします。
 (習得後の展開)
 工学全般で使用される数学の基礎となります。
 
<授業計画及び準備学習>
  1.ベクトル空間準備学習:線形代数学Iの連立一次方程式,行列式をざっと復習しておくこと
 2.部分空間
 準備学習:ベクトル空間(第1回)を復習しておくこと.
 3.1次独立と1次従属
 準備学習:線形代数学Iの連立一次方程式を復習しておくこと.
 4.基底と次元
 準備学習:1次独立と1次従属(第3回)を復習しておくこと.
 5.線形写像
 準備学習:基底と次元(第4回)を復習しておくこと.
 6.表現行列
 準備学習:線形写像(第5回)を復習しておくこと.
 7.固有値
 準備学習:線形代数学Iの行列式を復習しておくこと.
 8.固有ベクトル
 準備学習:線形代数学Iの連立一次方程式を復習しておくこと.
 9.行列の対角化
 準備学習:固有値,固有ベクトル(第7,8回)を復習しておくこと.
 10.対角化の計算
 準備学習:行列の対角化(第9回)を復習しておくこと.
 11.対角化の応用
 準備学習:行列の計算(第10回)を復習しておくこと.
 12.内積空間
 準備学習:数ベクトルの内積を復習しておくこと.
 13.正規直交化
 準備学習:内積空間(第12回)を復習しておくこと.
 14.直交行列
 準備学習:対角化の計算(第10回)を復習しておくこと.
 15.学習成果の確認(試験)
 準備学習:すべての単元について復習しておくこと.
 
<成績評価方法及び水準>
  定期試験で最終成績を評価し、60点以上の者に単位を認める。
<教科書>
  「入門線形代数」三宅敏恒著(培風館)※講義でしっかり学習していれば必要ないが,休んだ場合,詳しく知りたい場合,専門で必要になった場合などのためにあげておく。大学における線形代数学の内容をコンパクトにまとめた良い本である。
 
<オフィスアワー>
  木曜日14:50-15:50(八王子)
   
 
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