| 2012年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科
 
 ○日本語表現演習(Japanese Proficiency)[2121] 1単位
 高島 健一郎 非常勤講師
 小田 玲子 非常勤講師
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
   グローバル社会における他者とのコミュニケーションに必要なのは、自らの意見・主張を論理的に構築し、正確かつ適切に表現する能力です。そして、国際人として、また国際的舞台で活躍する上では、世界共通語としての英語はもとより、自らの母語のより良き理解者・発信者であることが求められます。本演習では「日本語」の深い理解とともに、将来の国際人として、またエンジニアとして必要な思考・表現を習得します。具体的には、自分が「何を」発信するかに関する論理的・体系的思考の演習と、「どのように」発信するかに関する手段・技術の実習を通して、日本語・日本文化の理解と、みなさんが自らの“個性”を磨いていくことを目標とします。
 
<授業計画及び準備学習>
  1 ガイダンス(小田・高島)2 文章の基本(1)何を書くか?−論理的思考とは(小田)
 3  同 −分析:比べる、関連づける(小田)
 4  同 −関心事から分析へ(小田)
 5 文章の基本(2)どう書くか?−人に読ませる文章の作法(高島)
 6  同 −文章で使えない日本語・表現(高島)
 7  同 −意図と表現の一致・不一致(高島)
 8 プロセス描写とピア・レヴュー−仲間との検討会(1)(小田)
 9 プロセス描写とピア・レヴュー−仲間との検討会(2)(小田)
 10 ピア・レヴューを受けて−改訂のプロセス(小田)
 11 正確に情報を伝えるための表現(高島)
 12 科学技術文章として適切な表現(高島)
 13 図表・グラフと一体化した文章表現(高島)
 14 課題文章の作成
 15 学習成果の確認(レポート課題作成)
 
<成績評価方法及び水準>
  毎時間の作文(30%)、2回の中レポート(30%)、最終レポート(30%)、演習貢献(10%)で評価し、合計60点以上を合格とします。
<教科書>
  教科書は特に指定しない。適宜、プリントを配布します。
<参考書>
  必要に応じて、演習内で紹介する。
<オフィスアワー>
  授業後の教場で行なう。
<学生へのメッセージ>
  書くことも話すことも、充実した内容を見つけることが第一歩です。それを実感するための演習です。(小田)日本語表現の基礎基本を確実に身に付けるのは大変かもしれませんが、その先に必ずある「自分なり」の表現を一緒に探していきましょう。(高島)
 
   
 
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