| 2012年度工学院大学 建築学部
 
 △市民生活の社会学A(Social Studies on the Civil Life A)[4362] 2単位
 勝田 由美 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
   本講義では、近代国家における社会政策(社会保障と労働政策)の展開について学びます。各人には最低限度の生活を営む権利(生存権)があり、国家・社会はそれを保障すべきであること(社会権)、また、そのためにも、国は、雇用および最低限の生活を営むことの可能な労働条件や労働関係を整備すべきであるという考え方の成立を、歴史的にみていきます。具体的には、19世紀末から20世紀初頭のイギリス、ドイツ、日本の事例を比較しつつとりあげます。現在の問題を考えるための様々な手がかりを得ることができるはずです。
<授業計画及び準備学習>
  (授業計画)第1回   近代における「貧困」
 第2〜4回 「救貧法」の成立と展開(イギリス)
 第5〜7回 「工場法」の成立(イギリス)
 第8〜10回 社会保険・年金制度の成立(ドイツ)
 第11〜13回  戦前の日本における社会政策
 第14回    まとめ
 第15回  学習成果の確認(試験またはレポート)
 
 (予習・復習について)
 授業での配布資料には授業後に再度目を通し、漢字や語句ならびに内容の不明な点に
 ついて、次回の授業までに明らかにしておくこと。
 内容の不明な点について自分で調べても理解できない場合は、次回の授業で担当教員に
 質問すること。
 
<成績評価方法及び水準>
   毎回の出席と学期末試験の受験を前提に、期末の試験・レポートの成績が60点以上の者に単位を与える。ボーダーラインの者には、授業中に提出する小レポートの点数を考慮し、加点する場合がある。詳細は第1回目の授業で説明する。
<教科書>
   用いない
<参考書>
   授業で配布するプリントにより、適宜指示する。
<オフィスアワー>
   八王子校舎  講師室で授業の前後に新宿校舎   水曜(15時〜16時)27階研究室にて
 
<学生へのメッセージ>
   
   
 
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