2012年度工学院大学 建築学部

建築の構造II(Structure of Architecture II)[2164]

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2単位
金箱 温春 特別専任教授  
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久田 嘉章 教授  
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河合 直人 教授  
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宮村 正光 教授  
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小野里 憲一 教授  
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近藤 龍哉 准教授  
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山下 哲郎 准教授  
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最終更新日 : 2012/12/14

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
構造は建築を成り立たせるために重要な役割を持つ。この講義では、実際の建築の成り立ちを考えることにより建築における構造の役割や構造設計の内容を学ぶ。また、構造設計を支えている構造学のさまざま分野を概観し、各種の構造についてその特徴や最近のテーマなどを学ぶ。

<授業計画及び準備学習>
1. ガイダンス(講義の目的と概要)
2. 地震と構造1 日本の地震史、建築の被害
3. 地震と構造2 地震防災と建築構造
4. 鉄筋コンクリート構造1 材料と構造特性
5. 鉄筋コンクリート構造2 骨組と壁
6. 構造設計とデザイン1  構造デザインとは?
7. 構造設計とデザイン2  住宅の設計例
8. 前半復習(小テスト)
9. 木質構造1 木質構造の基本
10. 木質構造2 伝統木造建築の構造
11. 鋼構造1 超高層とその歴史
12. 鋼構造2 ドームと大スパン構造とその歴史
13. 免震構造と制振構造 原理としくみ
14. 実例紹介 第1線の構造設計者による実例紹介
15. 後半復習(テスト)
準備学習および復習:内容は多岐にわたるため、必ず復習して要旨をまとめること。

<成績評価方法及び水準>
各回につきレポート、課題を課し、提出された内容により評価する。

<教科書>
各回毎に資料を配布。

<参考書>
斎藤公男「新しい建築のみかた」(エクスナレッジムック)
JSCA構造デザインの歩み編集WG「構造デザインの歩み」(建築技術)

<オフィスアワー>
授業の前後。または新宿の各研究室まで(随時、メールにて予約)。

<学生へのメッセージ>
「構造」は建築を学ぶ全ての学生にとって重要な項目です。「構造」は、ある側面では数学や物理を応用した数式を扱う領域ですが、先ずは数式を使わないで構造的な概念を理解することが重要です。また、構造といっても分野が広くさまざまな設計・実験・研究などが行われています。この講義では、構造とは何か、構造的な考え方とはどういうものかを知るための入門講座として、建築と構造の関係を考える事から始め、各種の構造の特徴などを実例に基づいて分かりやすく紹介します。

 

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