2012年度工学院大学 建築学部

建築設計I(Architectural Design I)[1325]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
冨永 祥子 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]
篠沢 健太 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]
小島 真知 非常勤講師
杉浦 伝宗 非常勤講師
稲葉 唯史 非常勤講師
伊藤 潤一 非常勤講師
佐藤 健 非常勤講師
田村 芳夫 非常勤講師
中島 智章 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]
中村  勉 特別専任教授  
[ 教員業績  JP  EN ]
上西 明 非常勤講師

最終更新日 : 2012/12/14

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
〇「空間のデザイン」
模型を使って基礎的な立体造形、空間イメージからアイディアの出し方演習。
まず与えられた空間のスケールを把握し、造形原理、あるいは素材と造形、言語イメージと造形などの関係を基礎に、スケール感を伴う生活空間のリアリティ、光のイメージ、発想力、表現力の演習。イメージにあった模型材料を選んで各自、空間を楽しく工夫表現する。
〇名作住宅図面のトレース
建築の実施設計図のトレースを通して、図面の線の意味を理解し、図面から空間を読み取れるようになること。また構造や仕上げなどに対する理解を深めること。
〇設計課題「森の家」
与えられた敷地の環境条件を理解し、住み手の性格を想定しながら、その利用者がどのようにして生活を楽しむかを想定しつつ小住宅の設計を行なう。
与えられたプログラムに加え、それぞれでテーマを設定してユニークな住宅空間のイメージを建築的に表現する。中間発表時には構造種別を選定し、その後は構造の柱や壁を意識しながら設計/デザインをすすめる。 敷地は八王子キャンパス内に位置する。
今まで学習してきたことを総合的に生かしながら、具体的な空間として提案すること。またその設計プロセス(思考過程・スタディ作業の積上げ)をしっかり身につけること。

<授業計画及び準備学習>
「建築設計課題及び案内」に課題の趣旨・条件・スケジュール・提出内容等が掲載されているので、それに基づき授業を進める。
進捗状況によってスケジュール等を変更する場合があるので、必ず毎回出席すること。

<成績評価方法及び水準>
コンセプト・計画・デザイン・プレゼンテーション・出席状況・授業態度などを総合的に判断する。また提出遅れは大幅な減点対象となるので、必ず決められた日時に提出すること。

<教科書>
特に指定せず、適宜資料を配布する。

<参考書>
建築設計資料集成、建築家の作品集、国内・海外の建築雑誌など。授業中に、参考となる建築や建築家を紹介するので、図書館や書店で自分に必要な書籍を探し、しっかり読み込んで糧にすること。

<オフィスアワー>
授業時間の前後、適宜。

<学生へのメッセージ>
設計は答えが一つではない。人の数だけ答えがあると言ってよいが、そのためにはあらゆる手段を尽くして自分の考えを第三者に伝え、共感してもらって初めて一つの答えと呼べる。
敷地模型やスタディ模型をつくる労力を惜しまず、言葉の整理・図面作業・模型作業をテンポよく行き来することで密度の濃いスタディをするように心がけよう。
独りよがりな設計にならないためには、日頃から先生や友達と建築について話すこと、これがとても大事。

<備考>
製図用具・模型道具などは、授業での作業を考えて必ず持参すること。
また自宅でのスタディの過程がわかるよう、スタディ模型や図面・スケッチなどを必ず授業に持参し、教員のアドバイスを受けること。

 

このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2012 Kogakuin University. All Rights Reserved.