2012年度工学院大学 第1部建築都市デザイン学科

経済学入門(Introduction to Economics)[4D10]

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2単位
杉村 めぐる 非常勤講師

最終更新日 : 2012/12/14

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
資本主義経済の基礎理論を学ぶことで、現代の社会・経済構造を大局的な視点で理解する力を養ってほしい。

<授業計画及び準備学習>
第1回 ガイダンス:資本主義の発達と社会科学としての経済学(経済学の射程)
 
 準備学習:テキストまたは参考図書の目次や内容にあらかじめ目を通しておくこと

第2回 商品とはなにか(商品の二要因)

 準備学習:テキスト第1章、または参考図書の3を読んでおくこと

第3回 貨幣の謎を解く(商品の価値形態)

 準備学習:テキスト第1章および第2章、または参考図書の4を読んでおくこと

第4回 貨幣の働き(貨幣の諸機能)

 準備学習:テキスト第3章、または参考図書の5を読んでおくこと

第5回 資本のかたち(資本の三形式)

 準備学習:テキスト第4章、または参考図書の6を読んでおくこと

第6回 働くということ(労働・生産過程)

 準備学習:テキスト第5章、または参考図書の7を読んでおくこと

第7回 資本家と労働者との関係(商品価値の実体と価値法則)

 準備学習:テキスト第5章、または参考図書の8を読んでおくこと

第8回 価値増殖の仕組み(絶対的剰余価値の生産と相対的剰余価値の生産)

 準備学習:テキスト第5、6章、または参考図書の8、10を読んでおくこと

第9回 学習成果の確認(中間試験)

第10回 労働賃金について考える(労働力の価値と労働賃金との関係性)

 準備学習:テキスト第7章、または参考図書の11を読んでおくこと

第11回 資本主義経済と人口との関係(資本の蓄積と人口法則)

 準備学習:テキスト第8章、または参考図書の13を読んでおくこと 
 
第12回 資本主義経済における社会の再生産(再生産表式からみる価値法則)

 準備学習:テキスト第8章、または参考図書の14を読んでおくこと

第13回 利潤をめぐる市場競争(生産価格による利潤率の均等化)

 準備学習:前回の講義を復習しておくこと、または参考図書の15を読んでおくこと

第14回 景気循環についての一つの考え方(資本の絶対的過剰)

 準備学習:前回の講義を復習しておくこと、または参考図書の24、25、26を読んでおくこと

第15回 学習成果の確認(期末試験)

<成績評価方法及び水準>
期末試験、中間試験の結果が60点以上の者に単位を付与する。配分は期末試験=70点、中間試験=30点とする。なお、点数は講義での取り組み方(出席、小レポートの提出等)に応じて加点する。
中間、期末試験は論述問題について解答してもらう。

<教科書>
松石勝彦編著『現代の経済学入門』同成社、2010年

<参考書>
1伊藤誠『資本主義経済の理論』岩波書店、1989年。 その他の参考図書は講義中に適宜紹介する。

<オフィスアワー>
講義終了後の教室または講師控室

<学生へのメッセージ>
学問の出発点は疑問に思うことです。分からないことはそのまま放置せず、自分なりの解答が出せるまで考えてみましょう。そのための協力は惜しみません。共に考えましょう。

 

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