都市設備（Urban Environment and Infrastructure）[2D75]

＜授業のねらい及び具体的な達成目標＞

健全な都市活動都市に必要な資源、エネルギーが適切に供給され、不要なごみや下水が適切に処理されることで成立している。さらに地域冷暖房など街区スケールの都市設備は、正しく整備すれば環境負荷の削減に貢献する。都市設備の現状と課題を知り、今後の都市設備のあり方を考える基礎知識を身につける。

＜授業計画及び準備学習＞

都市活動が消費するエネルギーのボリュームを把握し環境に与えるインパクトを知る。その上で地域冷暖房、上下水中水、ごみ処理など個別の都市設備の整備の実態と課題を知り、今後のシステムのあり方を考える。都市設備を整備するためには、多くのステークホルダーの利害得失を調整することが重要であり、プロジェクトマネジメントの能力が強く求めらえる。大規模面開発など実際の現場で発生した課題などを事例に、その解決策を検討する。
加えて、少子高齢化、環境負荷削減など、世界に先駆けて日本の都市が取り組まなくてはならない課題に対して、コンパクトシティー、スマートシティなど官民の取り組み実態を知り、今後の都市のあり方を自身で検討するための基礎知識を教授する。
関連する各種メディアに興味を持ち、その情報内容に対して自身の判断をする意識を持つことが大切である。

＜成績評価方法及び水準＞

期末に論文形式の考査を行う。講義を通じて得た知見に基づき、今後の都市設備のあり方について与えたテーマを論じてもらう。講義した内容を記述するのではなく、各自の明確なビジョンを記述したものを高く評価する。

＜教科書＞

なし

＜参考書＞

なし

＜オフィスアワー＞

９:００〜１８:００

＜学生へのメッセージ＞

例年、就職活動と重なる学生が多いので、可能な限り１講義完結形式の授業になるようにします。都市、環境、少子高齢化など、日本が直面する都市問題に対し、個々人がビジョンを持つ契機になればと思っています。

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