2012年度工学院大学 第1部建築都市デザイン学科

建築経済(Building Economics)[1B75]

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2単位
遠藤 和義 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2012/12/14

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
建築は我々の生活空間であるが,取得に対価をともなう経済的な存在でもある。また,建築に投下された資本は,その使用から得られる収益によって増殖する必要もある。このような経済的観点から建築のライフサイクルをとらえ,「財・ものとしての建築」および「建設や維持保全という行為」に関する経済特有の考え方,手法を習得する

<授業計画及び準備学習>
1. ガイダンス,建築経済学とは
2. 建物の経済性評価概論
3. ライフサイクルコストの考え方
4. 建物経営計算の考え方
5. 建物経営計算の実際(1)
6. 建物経営計算の実際(2)
7. 耐用年数,減価償却,建物の価格
8. 建物経営問題のケーススタディ
9. 確率的建物経営計算
10. 積算概説
11. コスト管理
12. バリューエンジニアリング
13. 建設市場とマーケティング
14. 建設業史
15. 学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
講義中に実施するレポートと定期試験を1:4の比重で合計した総合点で評価する。60点以上の者に単位を認める。

<教科書>
毎回パワーポイントのプリントアウトをKU-PORTで配布する。

<参考書>
初回講義で説明する。

<オフィスアワー>
原則的に講義後とする。メールを最大限活用されたい。

<学生へのメッセージ>
建築を財や経済的な行為として考えることは、現代における建築を理解する上で欠くことができません。良い建築を作り、維持するための素養としてその理論や手法を是非身につけて下さい。

 

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