| 2012年度工学院大学 第1部建築都市デザイン学科
 
 木質系住宅の構造デザイン(Structural Design of Wood Based Dwelling House)[5C12] 2単位
 河合 直人 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
  建築の設計の授業でも住宅の設計を行なうが、実際に安全な木質系住宅を設計するには、様々な知識が必要である。この科目では木質系住宅の概要を理解した上で、主に軸組構法住宅の構造計画や構造設計を学び、自分である程度まで構造計画・設計ができるようになることを目指す。スライド、ビデオ等を用いて分かりやすく解説を行う。住宅の構造設計実務者の話を聞く機会も設ける予定である。
<授業計画及び準備学習>
  1.ガイダンス  授業内容、木質系住宅の構法と構造形式 2.構造設計の考え方、地震時の挙動
 3.木質系材料
 4.接合法
 5.構造各部の一般仕様と要求性能
 4.鉛直荷重に対する設計
 5.水平力に対する設計
 6.軸組構法住宅設計演習
 7.木質系住宅設計の実務
 8.枠組壁工法住宅設計演習
 9.耐震実験から学ぶ
 10.その他の構法
 11.ログハウス住宅設計演習
 12.木造住宅の耐震診断
 13.木造住宅の耐震補強
 14.木質構造の新しい技術
 15.総合評価
 特に予備知識は不要であるが、可能であれば建築学科前期の「木質構造」の履修を推奨する。
 
<成績評価方法及び水準>
  成績評価は、授業出席状況、レポート課題、期末試験による。合格基準は、授業内容のおよその理解、木造住宅の壁量設計をマスターしていること。
 
<教科書>
  「目でみる木造住宅の耐震性」:宮澤編著、東洋書店
<参考書>
  第1回目の授業で紹介する。
<オフィスアワー>
  火曜日13:00〜17:00
<学生へのメッセージ>
  木質系住宅の構造設計法は、過去の地震などの災害から学んで発達した歴史があり、安全な建築物の設計のための基礎知識が詰まっています。建築系の学生の一般常識として、木質系住宅の正しい構造設計の考え方を身につけて欲しいと思います。
   
 
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