| 2012年度工学院大学 第1部建築都市デザイン学科
 
 建築ディテール(Architectural Working Detail)[2B11] 2単位
 西森 陸雄 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
  建築の設計には、様々な条件や機能的ニーズが存在する。意匠、構造、設備、そして様々な法律や個別のニーズ。それらの要求を満たしながら一つの建築を作っていくことについて、そのプロセスを建築のディテールを通じて紹介し、カタチや納まりの意味を理解できるようになることを目的とする。
<授業計画及び準備学習>
  建築ディテールという言葉を広義に捉えて、構造デザインや設備の機能的納まりも含めて、およそ「カタチ」の決定要員を全て含める事とする。授業ではこれらのディテールを通じてさまざまな建築作品を紹介する。最後の2回は、学生によるアンケートのなかから参考となる建築作品についてそのディテールを解説する。
 毎回授業で採上げる建築ディテールのプリントを配布するので各自授業の後に復習の意味で見直しをすること。
 期間中3回のディテールトレースの課題を出題する。厚手のトレーシングペーパーにインキングでトレースしたものを提出する。
 
 第1回 概論 建築デザインにおけるさまざまなディテールの紹介
 第2回 矩計図
 第3回 建築作品ディテール(木造住宅)
 第4回 平面詳細図
 課題1「平面詳細図のトレース」の出題
 第5回 建築作品ディテール(RC造建築)
 第6回 ボリューム/屋根まわりのディテール
 第7回 建築作品ディテール(鉄骨造建築)★課題1提出
 第8回 外壁/カーテンウォール/開口部のディテール
 課題2「矩計図のトレース」出題
 第9回 建築作品ディテール4
 第10回 インテリア/家具/建具のディテール
 第11回 建築作品ディテール5 ★課題2提出
 課題3「部分詳細図」出題
 第12回 雑詳細/外構のディテール
 第13回 名建築のディテール1★課題3提出
 第14回 名建築のディテール2 (予備日)
 
<成績評価方法及び水準>
  3つの課題の採点と出席点を総合的に判断して評価する。3課題の平均点が60点以上で合格とする。評価はA+/A/A-/B+/B/B-/C/Dの評価。B=70点
 
<オフィスアワー>
  木曜日16:30〜18:00
   
 
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