| 2012年度工学院大学 第1部建築学科 建築学コース
 
 建築音響(Architectural Acoustic)[3B19] 2単位
 岡野 利行 非常勤講師
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
  建築計画を通じて快適な音環境を具現化するための基礎知識を習得します.音と音波の基礎知識,建築空間が具備すべき音響性能と建築計画に反映する方法,について物理・心理の両面から実例を交えながら解説します.それらの知識にもとづき,音響学の視点から建築計画を合理的に進めるための考え方を身につけます.
<授業計画及び準備学習>
  1. 音の物理と心理準備学習:教科書の序文と目次に目を通す.
 2. 音波の基礎
 準備学習:教科書の1.1〜1.4をよく読む.
 3. 聴覚の基礎
 準備学習:教科書のの10.4及び1.8〜1.11に目を通す.
 4. 音の伝搬
 準備学習:教科書の5.1A及び5.8をよく読む.
 5. 室内音響
 準備学習:教科書の3.1〜3.4に目を通す.
 6. 遮音
 準備学習:教科書の1.5Aと5.1D及び5.3〜5.6に目を通す.
 7. 固体音
 準備学習:教科書の6章に目を通す.
 8. 室内音場の評価
 準備学習:教科書の1.13〜1.14及び3.5〜3.6に目を通す.
 9. 残響の制御
 準備学習:教科書の8.3と4.1及び9章に目を通す.
 10. 室形状の設計
 準備学習:教科書の8章に目を通す.
 11. 騒音の評価
 準備学習:教科書の2章に目を通す.
 12. 騒音の制御
 準備学習:教科書の7章及び5.9に目を通す.
 13. 固体音の制御
 準備学習:教科書の6章に目を通す.
 14. 補講
 15. 学習成果の確認(試験)
 準備学習:前回までの総復習
 
<成績評価方法及び水準>
  定期試験とレポートの得点を合計した総合点で評価する。60 点以上の者に単位を認める。
<教科書>
  前川純一・森本政之・阪上公博著 「建築・環境音響学 第2版」 (共立出版)
<参考書>
  日本建築学会編 「建築の音環境設計<新訂版>」 (彰国社)
<オフィスアワー>
  授業終了後
<学生へのメッセージ>
  建築や住宅関連の仕事においては建築音響の知識が欠かせない場面に出会うと思います.音は日常にある身近な現象ですので,是非興味を向けてみてください.
   
 
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