| 2012年度工学院大学 第1部建築学科 建築学コース
 
 生産設計(Building Practice)[1B16] 1単位
 田村 雅紀 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
  建築のライフサイクルとその社会・経済・環境的な側面に与える影響を考慮した上で,現在まさに学術,実務の領域で取り組まねばならない建築生産に関わる様々な課題について解説しつつ,実構造物を模擬し,その建築生産プロセスを個々に設定した上で,資源利用量,CO2排出量などの環境負荷量を電算機を用いて計算し,BIM等の基礎データベースの構築手法を習得する。 
<授業計画及び準備学習>
  1.建築生産に関わるインベントリデータの整理(ISO14000,BIM)2.建築生産におけるライフサイクルアナリシス(LCA)の実施
 3.基本情報−着工統計シートの作成(木造,S造,RC造)
 4.基本情報−資材原単位シートの作成
 5.基本情報−請負工事費シートの作成
 6.建築材料−基礎物性値の入力
 7.建築材料−炭素排出量原単位の入力
 8.敷地選定−自分の住まいの地盤調査(東京ほか)
 9.敷地選定−地盤の許容地耐力・N値の入力
 10.環境負荷−建物単体の材積の算定
 11.環境負荷−建物単体のCO2量シートの算定
 12.環境負荷−プロジェクト全体の材積・CO2量シートの算定
 13.総合評価−建物総合環境影響評価の手法−CASBEEほか
 14.総合評価−色彩・景観設計の手法
 15.学習成果の確認(レポート作成)
 
<成績評価方法及び水準>
  平常点(演習課題,レポート課題,小試験等)と最終課題の成績により評価する。
<教科書>
  講義用プリント(授業時に配付) 
<オフィスアワー>
  授業終了後を原則とします。また,メールにより相談を受けることもできます。
<学生へのメッセージ>
  将来,建築生産分野への就職を考えている諸君を対象に,最新の課題について理解するとともに,それに対する様々な理論,アプローチについて触れて欲しい。  
<参考ホームページアドレス>
   http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~dt40009/
   
 
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