| 2012年度工学院大学 第1部建築学科 建築学コース
 
 木質構造(Timber Structure)[1B14] 2単位
 河合 直人 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
  我が国には木造建築の長い歴史があり、現在でも戸建て住宅の多くは木造である。また、近年、4階建てなどの中層木造や学校などの大規模木造も建てられている。こうした木造建築物の構造(木質構造)には、木材等の材料特性の類似性により、構造の考え方にも多くの共通点が見られる。この科目では、木材や木質材料の特性、各種の木質構造の構法と構造的特徴、木質構造、特に住宅系の構造設計の概要を解説する。あわせて伝統構法、住宅以外の大規模木造、及び新しい技術の紹介も行う。
<授業計画及び準備学習>
  1.木質構造の概要2.木質構造の構法と特徴
 3.材料と接合法
 4.構造計画と構造設計体系
 5.柱、はり等の部材
 6.耐力壁と配置
 7.水平構面
 8.地震被害と振動実験
 9.軸組工法住宅の設計
 10.木造住宅の耐震診断と耐震補強
 11.枠組壁工法、接着パネル構法
 12.ログハウス、大規模木構造
 13.伝統構法
 14.集成材建築物
 15.総合評価
 
<成績評価方法及び水準>
  成績評価は授業出席状況、レポート課題と期末試験による。合格基準は授業内容のおよその理解、木造住宅の壁量設計をほぼマスターしていること。
 
<教科書>
  「木質構造」:平井、宮澤、小松著、東洋書店 
<参考書>
  「目でみる木造住宅の耐震性」:宮澤編著、東洋書店
<オフィスアワー>
  火曜日13:00〜17:00
<学生へのメッセージ>
  構造が得意でなくても、興味があれば履修・内容修得は可能です。
   
 
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