2012年度工学院大学 第1部情報通信工学科

ロボットヒューマンインターフェース(Robotic and Human Interface)[6D02]

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2単位
辻  陽一 非常勤講師

最終更新日 : 2012/12/14

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
ヒューマンインタフェース(HI)の目的は,ヒトと機械の接続を円滑にすることであり、関連する領域は,情報技術からヒトの生理学や心理学の分野にまで及ぶ.近年では,脳と機械を直接接続するブレイン・マシン・インタフェース(BMI)が盛んに研究されている.そこで本講義では,HIの概要やヒトの心理学的側面と神経生理学の基礎を講義し、BMIの事例を紹介する.

<授業計画及び準備学習>
第1週 HIの概要とその関連分野
第2週 メディア変換処理と認識理解の関係
第3週 協調活動支援とHI
第4週 人間の特性:認知特性・感性
第5週 人間の特性:ヒューマンエラー
第6週 情報処理心理学(1)尺度,心理的変数の測定
第7週 情報処理心理学(2)視覚の特性
第8週 情報処理心理学(3)聴覚の特性
第9週 神経生理学(1)神経生理学の基礎
第10週 神経生理学(2)視覚系の生理学
第11週 神経生理学(3)中枢神経系
第12週 ブレイン・マシン・インタフェース(1)
第13週 ブレイン・マシン・インタフェース(2)
第14週 ブレイン・マシン・インタフェース(3)
第15週 レポート課題の作成

<成績評価方法及び水準>
授業中の小論文と学期末レポートで評価する.小論文の課題は授業で示す。学期末レポートは,課題に関する情報を的確に収集し理解して纏めているか,自分の考えを展開しているかについて評価する.
2/3以上の出席がなければ不合格とする。

<教科書>
毎回,資料を配付する.

<参考書>
「ヒューマンインタフェース」田村博(編),オーム社
「情報処理心理学入門1 感覚と知覚」リンゼイ/ノーマン(著)サイエンス社
「シバ・コレクション 神経 第1部 解剖学および生理学」佐野圭司他(監修)チバガイギー(株) 「ブレイン・マシン・インタフェース−脳と機械をつなぐ」「脳を活かす」研究会(編),2007年,オーム社
「ブレイン・マシン・インタフェース最前線−脳と機械を結ぶ革新技術」櫻井芳雄(他著),2007年,工業調査会

<オフィスアワー>
授業の直後などに質問してください。

<学生へのメッセージ>
授業中の積極的な発言を期待します。

 

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