2012年度工学院大学 第1部情報通信工学科

高周波工学(High Frequency Engineering)[3C11]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
大友  功 非常勤講師

最終更新日 : 2012/12/14

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
マイクロ波工学と光工学は,共に近年進歩が著しく,その技術は幅広い分野に応用されている。両者の技術が種々の面で共通性を有するため,一体化してその基本技術を学ぶ。
(1)マイクロ波・光技術の特徴と応用分野を理解すること
(2)電磁波の反射と透過,散乱と回折、放射について理解すること
(3)波動方程式により導波管、光ファイバの伝送モード解析について学ぶ
(4)レーダーの原理を理解すること
(5)等価回路的手法について学ぶ

<授業計画及び準備学習>
第1週:マイクロ波・光技術の特徴と応用分野
第2週:伝送線路(導波管および光ファイバにおける電磁波の伝搬)、ミニ演習
第3週:電磁界解析の基礎的事項,電波の伝搬、不均質媒質、ミニ演習
第4週:電磁波の反射と透過,ミニ演習
第5週:電磁波の散乱と回折、ミニ演習
第6週:電磁波の放射、ミニ演習
第7週:方形導波管,波動方程式 モード、ミニ演習
第8週:円形導波管,ストリップ線路の伝送特性 、ミニ演習
第9週:レーダー(パルス式,ドップラ式)、ミニ演習
第10週:等価回路的手法(伝送路の方程式,S行列,不連続,結合)、ミニ演習
第11週:光ファイバー伝送特性(基本パラメータ,伝送損失)、ミニ演習
第12週:受動回路,能動回路 、ミニ演習
第13週:大容量伝送MIMOシステム
第14週:期末試験

<成績評価方法及び水準>
原則として定期試験で評価、60点以上の者に単位を認める.ただし、試験の点数が60点未満でも授業への参加状況により最大で10点程度を勘案する.「授業への参加状況」の判断は、出席回数、受講態度、授業中のミニ演習への取り組み、レポート提出等を総合して行う。

<教科書>
「電波工学」上崎著(サイエンスハウス社)

<参考書>
「マイクロ波・光工学」宮内,赤池,石尾共著(オーム社)
「マイクロ波・ミリ波工学」内藤著(コロナ社)

<オフィスアワー>
原則は、月曜日 17:00〜17:40 これ以外でも12階講師室に在室していれば対応可

 

このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2012 Kogakuin University. All Rights Reserved.