2012年度工学院大学 第1部情報通信工学科

Newsweekを読む(Reading Newsweek)[3505]

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4単位
杉野 俊子 教授  
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最終更新日 : 2012/12/14

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
リーディング中心の授業です。単なる英語の読解から一歩進め、文化的・社会的・政治的バックグラウンドの分析からその論旨のコアを掴む訓練を行います。英字新聞や雑誌を読むことから始め、「アメリカ人の言語観とは」という一つのテーマにそって、「英語そのもの」ではなく、「英語を使って」そのテーマの内容を把握していきます。日本語の解説と学生の英語能力に合わせて授業を進めていきます。

<授業計画及び準備学習>
 この授業の目的の一つは、英語を逐一訳さなくても、英文の大意を把握できるようにすることです。また、アメリカ社会や歴史に関連する語彙や語句を増やしていくと同時に、内容把握をしていきます。前期の授業では、1.英字新聞の読み方のコツを学びながら、実際の新聞記事の抜粋を読んでいきます。前期の半ばから、2.ネイティブアメリカン・奴隷として連れてこられたアフリカン・アメリカン・ヒスパニック・日系アメリカ人の言語・教育政策を通して、アメリカ社会とアメリカ人の言語観などを見ていきます。理解を深めるためにDVDなどの映像も使います。後期も同様に授業を進めていきますが、1.より2.の比率を高くしていきます。
 学生は、プリント教材あるいは教科書の内容を必ず予習をし、内容を理解するための努力をしてきてください。英文の内容は、学生のレベルに合わせてやっていきますが、易しいものから授業を進めるごとに徐々にグレードを上げていきますので、ある程度の英語力と積極的な授業態度でこの授業を受講してくれることを期待します。

<成績評価方法及び水準>
通常の授業での発表内容、予習の程度、ミニ・テスト、学期末テスト結果、出席状況などを総合的に評価・判断して最終評価とします。普段の授業参加度とやる気が重要なので、前期・後期それぞれ3分の1以上の欠席者は期末試験の受験資格を失います。クラス内での課題をこなしていけば、不可にはならない授業です。

<教科書>
(5月以降)『アメリカ人の言語観を知るための10章:先住民・黒人・ヒスパニック・日系の事例から』(大学教育出版)

<オフィスアワー>
木曜 18:00-19:00、or by appointment 新宿研究室 

<学生へのメッセージ>
目的意識をしっかり持った積極的な学生の出席を希望します。楽しみながら語彙や概念を学んでいきたいと思います。

 

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