| 2012年度工学院大学 第1部情報通信工学科
 
 △デジタルメディア工学基礎(Fundamentals of Digital Media Technology)[3263] 2単位
 吉田 和悦 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
  計算機の発明以来わずか半世紀の間で情報量は爆発的に増大しその勢いはとどまるところを知らない。特に最近においては音楽や動画コンテンツがインターネットやDVDなどのメディア(情報媒介体)を通して世界中に大量に配信され、欲しい情報を欲しい時にどこにいても入手できる時代となっている。この背景には、あらゆる情報を単純な“0”と“1”という2つの値だけで処理するディジタル技術が目覚しい進歩を遂げたことが挙げられる。本授業においては、文字や音声、画像などの情報をディジタル化しそれを処理する技術の基本を学ぶことを目的としている。以下に、その具体的な到達目標を示す。(1)	アナログ情報をディジタル化する基本技術とその優位点を理解すること。
 (2)	音声や画像情報をディジタル化する基本技術を理解する。
 (3)	ディジタル情報を媒介するメディアについて学ぶこと。
 
<授業計画及び準備学習>
  1.情報メディア序論:人類の歴史と情報媒介メディアの歴史2.アナログとディジタル技術
 3.数値と文字のディジタル表現:
 準備学習:2進数について復習する。
 4.画像のディジタル化技術基本:ラスタグラフィックス、ベクタグラフィックス
 準備学習:練習1.6を参考にして、エクセルを使いRGB情報について理解する。
 5.画像の圧縮技術
 準備学習:図や写真を用いて画像圧縮技術の比較をおこなう。
 6.音声ディジタル化技術 と圧縮技術
 7.動画のディジタル表現と圧縮法
 8.情報のディジタル化と処理:音のディジタル化処理
 準備学習:シャノンの標本化定理を理解する。
 9.ディジタル画像の信号処理技術:画像の標本化、カラー画像の分解、合成
 10.ディジタル画像処理:濃度変換、フィルター
 11.メディア処理システム:コンピュータの構成と動作原理
 12.入力装置:キーボードやマウス、スキャナー、ディジタルカメラ
 13.出力装置:モニター、プリンタ
 14.補助記憶装置:光ディスクとハードディスク装置
 15.学習成果の確認(試験)
 
<成績評価方法及び水準>
  原則として定期試験で最終成績を評価、60点以上を合格とする。
<教科書>
  「情報メディア入門」 実教出版
<オフィスアワー>
  水曜日 16:00〜17:00:前もって連絡ください。
   
 
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