| 2012年度工学院大学 第1部電気システム工学科
 
 教師としての実践的力量の形成(Development of Practical Ability as a Teacher)[4C07] 2単位
 藏原 清人 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
   教師は日々の実践を進めていくために,教育問題への深い理解と的確な判断をすることが求められる。この授業ではそのための一助として,提出された問題について様々な角度から検討し,その上で,各自が小論文にまとめ,書かれたものを検討する。あわせて,教育に関する時事的な問題をとらえる目を養い,自分の考えを他にわかってもらえる表現の力を育てたい。この授業は隔週通年として行なわれるが,前期は教員採用試験の小論文形式をとりあげ,後期は「なぜ教師をめざすのか」など各自テーマを決めて短い論文としてまとめる。
 この授業の達成目標は,前期は教師としての実践的立場から教育問題をとらえ,問題の所在を理解できること及び,それについて自らの実践の方向を示すことができること,後期は自らの教職に就くことを決めたきっかけをふり返り,自己の教育観(理想)を豊かにし,教師としての今後の自分の課題をとらえることである。また,これらを通して文章表現力を高める。
 
<授業計画及び準備学習>
   1. 授業のねらいと進行について2. 問題の設定と検討(1)(テーマはその都度決定する)
 3. 小論文の検討(1)
 4. 小論文の再提出と講評(1)
 5. 問題の設定と検討(2)(第2回から4回までと別のテーマで実施)
 6. 小論文の検討(2)
 7. 小論文の再提出と講評(2)
 8. 問題の設定と検討(3)(第2回から7回までと別のテーマで実施)
 9. 小論文の検討(3)
 10. 小論文の再提出と講評(3)
 11. 小論文の作成(1)
 12. 小論文の作成(2)
 13. 小論文の再提出と講評(4)
 14. 小論文の再提出と講評(5)
 15. まとめ
 
 この授業は,参加した学生の書いた小論文の添作,講評を中心とするので,各参加者は予め小論文を作成し,事前に提出すること。少なくとも前期には2回提出すること。
 また,授業後は添作・講評にもとづいて書き直し,また別のテーマで小論文を作成する。
 後期はやや長い論文にチャレンジするが,結果的には思いかけない長さのものができるようになる。毎回の添作・講評にそって,論文を充実させ完成させること。
 なお,最終的に提出した論文を収録した論文集を作成する。
 
<成績評価方法及び水準>
  授業中に作成する小論文による。
<教科書>
  なし
<参考書>
  必要により授業中に指示する。
<オフィスアワー>
  木 16:30〜17:30 新宿校舎 A-2778室,及び必要により授業後に行う。
<学生へのメッセージ>
  書くことは考えをまとめることである。そのためには問題について深い理解が必要となる。ここでは皆で考え検討しながらまとめる努力をし,そのための力量を高めることをめざすので,教職希望者が積極的に参加することを期待する。
   
 
| このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。 Copyright(c)2012 Kogakuin University. All Rights Reserved.
 |  |