| 2012年度工学院大学 第1部電気システム工学科
 
 電力システムII(Electircal Power System II)[1A10] 2単位
 荒井 純一 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 
 
 
<授業のねらい及び具体的な達成目標>
  大規模な電力システムにおける発電量を負荷とバランスさせ,かつ経済性を包含した電力システム全体の制御を主体に理解する。 具体的な達成目標は、故障計算の理解。周波数制御の理解。経済運用の基本である発電機への負荷配分の理解。今後活用される電力パワエレ機器を理解する。
<授業計画及び準備学習>
   1 電力システムの概要2 周波数制御(1) 需給バランスと周波数変動
 3 周波数制御(2) 発電機による周波数制御
 4 周波数制御(3) 電力系統の周波数制御
 5 周波数制御(4) 連系した系統の周波数制御
 6 故障計算(1) 対称座標法
 7 故障計算(2) 送電線回路の故障計算
 8 保護継電方式
 9 系統保護システム
 10 経済運用(1) 経済運用の必要性
 11 経済運用(2) 発電機の経済負荷配分
 12 電力システムの信頼度
 13 電力システムの信頼度向上策
 14 電力パワエレによる新技術の活用
 15 定期試験
 
<成績評価方法及び水準>
  定期試験を70%、中間レポートを30%で計算して評価する。60点以上の者の単位を認める。
<教科書>
  電気学会大学講座 「電力系統工学」 ISBN4-88686-232-2(長谷川淳、大山力、三谷康範、斉藤浩海、北裕幸)
 
<オフィスアワー>
  木曜日13時―14時。予めメールを戴きたい。
<学生へのメッセージ>
  電力システムは大規模でかつ高度に発達したシステムであり、そこには広い知識が要求されるが、システム工学的アプローチの面から見ても学ぶところが多い。
   
 
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